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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2023.01.13

第60代厚木市議会議長に就任した
松田 則康さん
厚木市猿ケ島在住 70歳

「市民の利益のために」

 ○…前議長の辞職に伴い12月23日付で厚木市議会の第60代議長に就任した。21年前に続く2度目の登板に、「思ってもいなかったから驚いたよ」と、第一声。続けて「たまたま昨年ベテランということで、年下議員らの前で『議長の心構え』について話させていただいたばかり」と苦笑い。その際、「与党3、野党7で意見を聴くくらいが議会運営上バランスがいい。少数意見も大事に」と伝えたそうで、「言ったばかりなので自分も実践していかないと」と、気を引き締める。

 ○…学生時代から、人に「枠からはみ出る性格」と評価され、社会貢献で何かを成し遂げたいという気持ちが強くなり、政治の道へ。しかし当初は政治家そのものではなく「政治に携わる仕事がしたかった」そう。縁を得て様々な選挙の手伝いを経験。その後誘いをうけ国政や県政などの政治家秘書に。自身の出馬は頑なに断ってきたが、38歳の時厚木市議選へ出馬し初当選。現在8期目を務める。「議員は自分で自分を律しなければならない。哲学が必要」と真剣な眼差し。

 ○…埼玉県生まれ、東京育ち。現在は夫人と二人暮らしだが、隣りに長男夫婦が暮らしており、孫二人ともすぐ遊べる距離に。さらに「隣りは犬2匹、うちは1匹が一緒」と、家族に囲まれてうれしそう。「ずっと応援してくれているよ。ありがたい」と夫人への感謝を忘れない。

 ○…市議会に設置されている議会の在り方検討会の初代会長を務め、IT化など議会改革にも積極的に取り組んできた。「議員の資質向上、開かれた議会の実現にも尽力していきたい」。さらに「市民の利益を第一に考え、目先だけでなく長期的視野の持てる議会運営を心掛ける」。強い意志を示した。

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