厚木・愛川・清川 社会
公開日:2023.06.30
森の里で農福連携
作物づくりで4者交流
畑を耕しながら、地域の交流も耕そう――。厚木市の森の里地区で、地元住民、福祉団体、企業、地元大学の4者連携で畑づくりから収穫までに取り組み、地域活性を目指す農福連携プロジェクトが始まった。
「こっち終わったから手伝います」「助かるよ」。6月中旬、森の里・小野と天台の山あいに広がる畑で3回目の農作業が行われた。
参加者は愛の森学園、NPO工房小野橋ら福祉関係団体、地元に拠点を持つ管清工業(株)、松蔭大学の学生、活動の前身となる「森もり市」の関係者ら地元住民ら20人超。初年度となる今年は、4月から11月にかけ里芋とサツマイモを育てる。今回は畝作り、シートかけ、サツマイモの植え付けを実施した。
管清工業(株)は下水道工事などを手掛けており、土おこし作業はお手の物。除草作業では愛の森学園メンバーの丁寧さが光り、体力仕事は学生らが大活躍。和気あいあいとした雰囲気の中作業が行われた。
地域活性と観光
活動の目標は、農作業を通じ、地域に暮らす者同士の信頼関係を構築すること。森の里地区では2年前に、地域住民の交流促進として地域朝市・森もり市をスタートした。農福連携プロジェクトは、より幅広い人に、より深く地域づくりに関わってもらいたいと、市場関係者が企画した。「住まいとコミュニティづくり活動助成金」を活用し、朝市同様、今後継続的に取り組む計画だ。メンバーの1人、神保忠男さん(78)は「どの年齢でも、外に出て人と会うことが活力になり、地域も元気に」と話す。
地域ならではの観光資源としても期待される同事業。松蔭大学の参加者は、鈴木秀顕准教授ゼミで観光などを学んでおり、鈴木准教授は「厚木は田舎と都会の狭間。厚木らしい農福連携による地域活性は面白い」と期待を寄せた。
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