中学生野球 日刊オールスター大会西関東支部選抜チームのコーチを務めた 元山 智徳さん 厚木市妻田在住 24歳
チャレンジを忘れない
○…(一社)全日本少年硬式野球連盟に加盟するチームの選抜選手で構成された9チームで戦う中学生硬式野球大会「第14回日刊スポーツ杯オールスター大会」が8月26日・27日の2日間、平塚球場ほかで行われた。所属チームの枠を超え集まった選手が、野球を通して親睦を深めるという側面を持つ。コーチを務めた西関東支部選抜チームは3位に終わった。「ここでの経験は今後に生きる」と強調した。
○…厚木市を拠点とする中学生の硬式野球チーム厚木ヤングの監督を務める。マンツーマンの指導が持ち味。西関東支部は、神奈川県内12チームと山梨県内の1チームが所属する。各チームの推薦でコーチに抜擢された。選手の心を掴み、やる気を引き出す能力の高さが評価された。「各自で考え、答えを出せる選手に育てたい」
○…小学3年のとき、少年野球チームの監督だった父親の影響で野球を始めた。テレビで見たプロ内野手の華麗なプレーに憧れた。中学生の時に厚木ヤングに入部。高校は千葉県の拓殖大学紅陵高校に進学し甲子園を目指した。親元を離れ、寮生活だったが好きな野球に打ち込める環境に満足し寂しさはなかったという。レギュラー入りは叶わず、悔しさが残ったが「礼儀作法から生活習慣、野球の基礎を学べた」と振り返る。
○…現在、都内の医療系の会社に営業職として勤務する。休みの日、指導前の早朝に大磯の海でサーフィンを楽しむのが趣味。やってみようと思ったら行動に移す。海、山、川など自然を愛するアウトドア派だ。厚木ヤングのフロントはOBが多い。自身も20歳から携わる。「温かさのある雰囲気が好き」と笑う。「勝利の喜びを多く味わせたい」と若き指導者は気概に溢れた。
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