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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2023.09.29

10月に街頭無料相談会を行う神奈川県行政書士会厚木支部の支部長
石塚 正行さん
厚木市妻田東在住 66歳

対話を大切に

 ○…「コロナ禍で皆が参加しないことに慣れてしまった。また人が集まり興味が持てる会にしたい」。厚木市・愛甲郡の112人が所属する県行政書士会・厚木支部の支部長として、会の活性化を掲げた。役員はほぼボランティアで、なり手不足。この先の担い手の負担が少しでも軽くなるようにと、支部長としての最初の仕事として、仕事の仕分けとマニュアル作りを始めたところ。

 ○…平塚市生まれ。高校卒業後すぐに働き始め、接客業や営業職を中心に精を出す。職場と取引先の真ん中ということで33歳で厚木市へ。定年まで残り6年となった54歳の時、1年かけて先のことを考え、55歳で宅地建物取引士、58歳で行政書士の資格を取得。「次のステップも考えていましたが、資格マニアになりそうだったので」と話す。定年後、新たな道として厚木で行政書士をスタートさせた。

 ○…地域密着で仕事をしたいと、営業職の経験をもとに自らポスティングをして街を回るも、最初の2年間は仕事が「ほぼゼロ」の状態。精も根も尽きかけ、廃業も考えていた頃、最初の頃に相談を受けた人から大きな仕事が舞い込んだ。「助けられました」と苦笑い。以降「ぽつぽつ」と仕事が入りだした。その時の恩を返すべく「相手の気持ちを大事に、対話を大切する」ことをモットーに仕事を続ける。

 ○…若い頃はボウリングでプロをめざした時期もあった。今の趣味はゴルフとギターで、ギターは64歳で再度始めたという。母を亡くした時の手続きを自分の手でできたことが良き思い出だ。支部では毎月の厚木市役所と愛川町役場で行う無料相談会に加え、10月は街頭相談も。「地元の方々の悩みをどれだけ聞いてあげられるか。優しくありたい」と微笑んだ。

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