藤塚中学校(厚木市上依知)で10月21日、創立40周年を記念した歌『花のように』が体育館に響き渡った。生徒有志による「藤塚合唱団」が文化発表会の「藤輝祭」で初めて披露し、在校生や来場客が聴き入った。
歌が生まれたきっかけは、同校の開校40周年。音楽担当教諭などが楽曲を作ることを発案したことだった。その後国語の授業を通じて生徒からキーワードを集め、作詞作曲家の山崎朋子さんに託した。山崎さんは中学生の教科書に載る人気の合唱曲「大切なもの」などで知られており、当日の合唱コンクールの審査員としても来場した。
歌い継ぎ活用『花のように』
藤塚合唱団は2〜3年生の生徒64人で構成され、7月に曲が完成した後、音楽担当教諭がメロディーを弾き語ると、生徒からは「おお」という反応が沸き起こった。歌詞には「輝く花」や「藤の花」といった言葉が織り込まれ、清々しい山川の自然と、未来に向かって歩む生徒たちの姿が歌われる。団員たちの間ではしっとりとしたサビの部分が好評で、これまで夏休みや昼休みなどに練習を重ね、藤輝祭を迎えた。今後も曲はコンクールなどの行事を通じて歌い継ぐという。
藤塚中学校は1984年に依知中学校から分離して同地に開校した。地名でもある「藤塚」は江戸時代に富士山が噴火した際の火山灰を集めた塚(富士塚)が由来とも言われ、敷地内には小さな藤棚もある。創立以降に校舎やプール、校歌や校章などの整備が進んだ。93年の10周年の際には第一応援歌・第二応援歌が作られた経緯もある。
厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>