厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2023.11.17
「半原小学校卒業生有志の会」の会長を務める
和田 一雄さん
愛川町半原在住 71歳
不変の郷土愛 これからも
○…愛川町に残る半原小学校の旧木造校舎は、1926年に地元の半原宮大工によって建築された。鉄筋校舎が建てられる77年まで使われた。自身も6年間通った学び舎で、11月26日に開校150周年記念の一環として「人生のときを歌声にのせて」を行う。同校の卒業生やゲストが集い演奏会を楽しむ。「歴史に触れ、木の良さを知り、いつまでも残したい」と願う。
○…町が2020年度に旧校舎を郷土の歴史を伝える施設として活用するための事業に着手したことを受け、同校木造校舎に通った卒業生で「有志の会」を立ち上げた際に会長に就任した。取り組みとして、記念文集と木造校舎が描かれた絵葉書を作り町に寄贈した。「木造校舎は歴史的に見ても貴重なもの。塩川滝や聳(そび)え立つ仏果山など自然が自慢の町」と郷土愛が溢れる。今は郷土資料の保管施設として残る。
○…生まれも育ちも愛川町半原。小学4年生のとき、流行った遊びは忍者。手作りの手裏剣を飛ばしたり、校舎の縁の下に潜り込むなど友達と夢中になった。当時は給食ではなく弁当持参だった。「登校したら木の箱に弁当を置くんだよ。昼食の時間が近づくと、箱からいい香りが教室に広がるんだ。弁当を温めてくれる不思議な箱だった」など、思い出話はつきない。
○…大学を卒業後、公務員として定年まで勤めた。その後は、35歳の時に職場の仲間に誘われて始めたマラソン。近隣の大会にも出場している。「自分から何かを始める性格ではないので。気が付いたら夢中になっていた」と笑う。今も月に1〜2回約30キロ近くを走る。今年の夏は雑草の伸びが早かったと嘆くが「草との戦いも楽しんで取り組んだ」と前向きだ。夫婦2人暮らし。
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