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公開日:2023.11.17

南毛利小学校
感謝で刻む150年
いきものがかりの曲合唱

  • 6月には児童が並び「鼓笛ちゃん」を描いた 撮影(株)スカイネクスト

 南毛利小学校が創立150年の式典を、11月10日に開いた。約千人の全校児童が集い、地域などへの「感謝」を込めた歌声を響かせ、大きな節目を祝い合った。

 式典では足立由里校長があいさつ。「戦火や災害も乗り越えられたのは、教育を途絶えさせてはいけないという思いがあったから。地域の力添えあって存続している」と感謝を伝えた。同時に映し出されたのは70年前の校庭のモノクロ写真。日露戦争の戦勝記念で植えられたクスノキがまだ細く、現在の大樹となった姿も映し出された。

 さらに有名バンド・いきものがかりの『ありがとう』を全校で歌い上げた。同バンドのボーカル・吉岡聖恵さんは同校出身で、2016年の凱旋ライブでは母校の児童と合唱した事も。ボイスメッセージも祝電で披露された。

 出席者の一人「笹兆ストアー」の笹子魏さん(90)は近くで駄菓子店を営み半世紀。レジで子どもに計算を促してみたり、店内のトイレを使う子に挨拶を教える。「規模は大きくなったが子どもたちは今も昔も変わらない」と話す。

 同校では6月に航空写真も撮影。児童が並んでキャラクター「鼓笛ちゃん」や「150」を描いたほか、8月には門柱板も新調した。

緑ケ丘小、愛甲小毛利台小も開校

 同校のルーツは1873年に長谷村に開校した「崇立館(すうりつかん)」。学制公布の翌年で、源正寺(温水高坪)や興教寺(温水浅間山)、本盛寺(船子)、戸室村にも支校が設置された。5年後に各支校が統合され「長谷学校」が置かれ、1892年に校舎を新築し、南毛利小学校へと名前を変えた。

 分離開校の形で緑ケ丘小(1966年)や愛甲小(1976年)、毛利台小(1980年)も誕生。黎明期の歴史を共有している。

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