県政報告
地域の可能性を伸ばす１年に
神奈川県議会議員　佐藤けいすけ

　昨年はコロナ禍も明け、地域のイベントも再開し、多くの方にお会いする中で、さまざまなご意見や未来に向けての夢を語っていただきました。その中でも地元の資源を見直し、新しい視点を盛り込みながら、事業を始める・深める方々との出会いが多くありました。その活動は、地域資源を活かして飲食など事業・イベントを立ち上げたり、コミュニティなどの居場所づくりや芸能、スポーツなど多岐に渡っています。地元だけでなく業界や異分野を巻きこみ、幅広く視野を広げて発信されている姿は強く共感を生み、今後の地域活性化にも繋がることを期待しています。

　「ハイパーローカル」という言葉があります。「超地元密着」とも訳され、地元のコミュニティに貢献したいという意識や消費行動などを示し、また、ビジネスや観光などの分野でも、その地域でなければ味わえないもの、経験できないことなど、素朴で土壌に根差したものに触れたいというニーズに答える意味合いもあります。ＳＮＳの発展やグローバル化などにより幅広い人間関係が作れる今の時代はローカルを突き詰めることが地域内外の方と濃厚なコミュニケーションを取ることにも繋がっています。

　こうした地域の魅力を高め、世界と繋がるきっかけとなる地域実践を応援していきます。

県もローカルを後押し

　昨年、県議会においても、「地域のことは地域が考える」ことが今後非常に重要になると痛感した議論がありました。ライドシェアなどの地域交通や学校部活動の地域移行についてです。どちらもその地域特有の展開が考えられるため、一定の方向性や調査を県に求めつつも、それぞれの地域に見合った対応を考えていく必要があります。

　住み続けたい地域、訪れたい地域となるために、こうした取組みを支えることも行政や自治体としての役割です。県では広域的な観点や専門的分野などから地域の魅力を後押ししており、実際私も県との橋渡しを担う機会も増えています。

　今年も県の取組みをあらゆる機会で共有してまいります。どのようなことができるか一緒に考え、地域の魅力をさらに伸ばしていきましょう。

佐藤圭介県議会議員

神奈川県愛甲郡愛川町角田2387

TEL:046-281-0919

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