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公開日:2024.01.26

厚木市コミュニティー交通
『ココモ』本格運行へ
利用市民の声受けて

  • 地域の足として買い物等に多く利用されるココモ

 コミュニティー交通の地域定着をめざし、今年度末までの予定で厚木市の荻野地区(まつかげ台・みはる野・鳶尾)で継続運行が行われている「ココモ」の予定満了を前に、市では本格運行に向けた準備を進めている。地域運営協議会と連携し1月からより利用しやすい運行ダイヤとルートに変更し、更なるコンパクト・プラス・ネットワークを推進している。

 市では、日常生活の移動やバス利用が不便な地域に向けて、駅などへのアクセスではない高齢者の日常生活に必要な近距離移動の交通手段の確保を課題として、地域コミュニティー交通の導入を検討。荻野地区(まつかげ台・みはる野、鳶尾)で2018年度と19年度の実証実験を経て、2021年から23年の3年間で次の段階となる「ココモ」の継続運行を実施していた。

 市ではこのほど、道路運送法第21条の許可期限を迎える1月24日を前に、継続的な許可となる道路運送法第4条に移行し、本格運行に向けた準備をすると発表した。

継続求める声も

 ココモは鳶尾ルートが毎週月・金曜日、まつかげ台・みはる野ルートが毎週火・木曜日でそれぞれ1日4便で、1乗車100円。神奈中タクシー(株)が運行業務を受託し、コミュニティ交通運営協議会のメンバーが運行助手として乗車している。運行委託料は909万3千円(2023年度)。

 運行開始から3年が経過し、利用者の1日平均数は21年の14・2人から年々増加し、23年には22・3人に。利用者からも継続を望む声が寄せられていた。

 1月からは利用の多い午前中に便を集中させ、停留所を追加するなど、ダイヤ改正とルート変更を実施。市都市計画課では「真に必要な人に交通を届けること、郊外で生活できる街づくりにコンパクト・プラス・ネットワークは欠かすことのできないもの。これからも持続可能な街づくりを進めていきたい」と話す。

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