厚木はやぶさFCの新監督に就任した サンドロ・シャベス・デ・アシス・ローザさん 厚木市在勤 51歳
サッカーで日本に恩返し
○…厚木市を拠点とする社会人サッカーチーム「厚木はやぶさFC」の新監督に就任した。就任初日に「優勝と昇格を目指す」と選手に伝えた。「それぞれの特徴を生かした戦術で試合に臨みたい。選手は熱心に練習に取り組んでおり、手応えは悪くない」と流ちょうな日本語で抱負を語る。
○…ブラジル・サンパウロ出身。12歳でクラブチームの育成組織でプレーしていたところをスカウトされ、千葉県のサッカー強豪校に留学生として来日した。高校卒業後はジェフユナイテッド市原、FC東京、大分トリニータなど日本で12年間プレー。その後、母国ブラジル、ポーランドでもプレーした。「子どもの頃からサッカーが好きでプロになるのが夢だった。夢を実現できたことは幸せだ」と笑顔を見せる。
○…プロ引退後は米国で5年間、運送業の社長を務めたが「やはりサッカーに関わりたい」とブラジルでプロチームのコーチに。2023年、50歳の記念旅行で家族と共に日本を訪れた。高校の後輩に当たる「厚木はやぶさFC」の宇野陽代表と再会した際「プロ選手として育ててくれた日本にサッカーで恩返しをしたい」と話したことがきっかけとなり、チームスタッフに加わった。宇野代表は「日本人以上に日本人の心を持つ男」と絶賛する。
○…妻と長女、長男、次女の5人家族。長女は結婚して現在は4人暮らし。練習のない日は自宅で映画や海外サッカーの試合を観戦して外出を控え、家族と過ごす時間を大切にする。「チームで大切なのは観客やサポーター。選手は常にその人たちのことを考えてプレーしてほしい。何年か後のJリーグの参入も見据えたチームづくりを目指す必要がある」と意気込みを語った。
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