厚木市しあわせクラブ連合会(厚木市老人クラブ連合会)の会長を務める 伊藤 桂さん 厚木市下古沢在住 79歳
シニア交流で生きがい謳歌
○…60歳以上のシニア世代がさまざまな活動を通して親睦を深める「厚木市しあわせクラブ連合会」の会長に就任した。「クラブの楽しさを伝え、多くの人に生きがいを感じてもらいたい」と抱負を語る。自治会などの単位で活動する71クラブ・3250人の会員を抱える大所帯ながら、ピーク時と比べるとクラブ数も会員数も減少しており、新たな組織運営の在り方を探りながら2年間の任期を全うするつもりだ。
○…自然豊かな小鮎地区で生まれ育ち、「野山を駆け回ったり、川でハヤを釣ったりして遊ぶのが好きだった」と少年時代を懐かしむ。厚木高校で化学に触れ、工業化学の道へ。自動車用シートの開発に関わる仕事に就いたが、40歳で思い立ち建築不動産業に転職。家族からは猛反対を受けたといい、「女房には迷惑をかけた」と振り返る。
○…「地域活動とは無縁の生活だった」というように、現役時代は仕事ひと筋。定年後、小鮎公民館の館長だった高校時代の同級生に誘われて公民館活動に携わるようになり、自治会へと活動の幅が広がった。小鮎地区の5自治会からなる「南部幸寿会」に妻と入会してレクリエーションを楽しむほか、厚木市斎場の調整池で河津桜やハスの花の手入れを行う地域活動にも、仲間と共に参加している。
○…昨年度から新たにクラブ行事として始めた健康マージャンでは、100人の参加者を集めることが目標。他にもゲートボールやスポーツ大会、親睦旅行など、多彩なイベントを通して会員の生きがいづくりを後押しする。自身も60歳を過ぎてゴルフにはまり、傘寿の記念に子どもや孫らとコースに出るバースデーコンペが待ち遠しい。「体を動かすのが元気の秘訣ですね」
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6月13日