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厚木・愛川・清川 トップニュース社会

公開日:2025.06.27

愛川町
27年ぶりポンプ車を更新
泡消火設備を搭載

  • 職員から説明を受ける小野澤町長(左)

 愛川町は6月20日、消防署本署の消防ポンプ自動車1台を更新し、納車式を行った。小野澤豊町長は「いざ出動となったときに十分に能力を発揮できるよう、消防隊員には訓練を重ねてもらいたい」と訓示した。

 当日は小野澤町長をはじめ、沼田力副町長、茅英樹消防長ら関係職員25人が参加した。安全祈願に続き、小野澤町長は「この消防ポンプ自動車が出動しないことが何よりだが、いざ出動となったときに十分にその能力を発揮できるように、職員においては日々の訓練を重ねてもらいたい」と述べ、日頃の訓練の重要性を強調した。

 これまで使用されてきた車両は、1998年に導入されたもので、27年にわたり地域の安全に貢献してきた。2011年の東日本大震災の際には被災地に駆けつけ、消火活動にも従事している。

 更新された車両の価格は5555万円。全長5・77m、全幅1・9m、高さ2・95mで、4輪駆動のマニュアル車となっている。一般家庭の浴槽2杯分に相当する700リットルの水槽を搭載しており、車両火災や雑草火災など消火栓が近場にない場合でも迅速に対応できる。

 水だけでは消火が困難な油火災などに水と泡消火薬剤を混合し泡で消火するポンププロポーショナーを装備する。これにより、道路が狭い地域での機動性と消火作業の向上が図れる。

 茅消防長は「機能を120%使いこなせられるよう職員は訓練に励んでもらい、町民の安全安心につながることを期待する」と述べた。

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