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公開日:2025.07.11

黄金井酒造
純米大吟醸が金賞1位
サケコンペティション

  • 賞状と受賞した純米大吟醸を手にする黄金井専務

 世界一おいしい市販の日本酒を決める品評会、『SAKE COMPETITION2025』がこのほど発表され、厚木市七沢の黄金井酒造(株)(黄金井康巳社長)の「盛升 純米大吟醸」が純米大吟醸部門で金賞1位を受賞した。同部門には341点が出品。同社の黄金井陽介専務は「これからも美味しい日本酒を届けていきたい」と話した。

 この品評会は、「ブランドによらず消費者が本当に美味しい日本酒にもっと巡り会えるよう、新しい基準を示したい」を理念に2012年に始まったもの。

 審査対象は市販される日本酒のみで、審査も完全に銘柄を隠し、酒質のみで選ばれるという。また審査では金賞の中で明確に順位がつけられるのも特徴のひとつ。今年の品評会は、純米酒や純米大吟醸、海外出品酒、モダンナチュラルなど6部門で全1163点、純米大吟醸部門には341点の出品があった。

 金賞1位を受け「業界でも一目置かれている品評会で、味わいと品質が評価され、本当にうれしい」と黄金井専務。杜氏を務める飯塚栄治さんは「大変光栄に思います。今後も『地元に愛され、世界に誇れる酒』の実現を目指して、更なる酒造りの精進を続けてまいります」と話した。

創業200年

 黄金井酒造は文永元年(1818年)に創業。今年で207年を迎え、日本酒をはじめ、焼酎やジン、ビールなどを製造している。

 「盛升」の名は、創業当時の屋号「升屋」に「益々繁盛」の願いを込めて、7代目黄金井一太氏が名付けたもの。純米大吟醸は酒類の特級表示廃止後の1992年から製造され、これまでにも「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025」金賞、「IWC」シルバー賞など品評会で賞を獲得している。

 ここ数年の夏の暑さは米作りだけでなく酒造りにも影響があるといい「難しい中、経験を生かして純米大吟醸のフルーティーな香りを出してくれた。これからも美味しい日本酒を届けたい」と黄金井専務は話した。

 受賞を受け、昨年度仕込み分は完売状態という。(問)黄金井酒造(株)【電話】046・248・0124

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