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公開日:2025.09.05

厚木市
オープンハウスで案提示
総合計画に市民の声反映

  • パネルを読む来場者

 厚木市はこのほど2026年度から10年間を見通したまちづくりの指針となる「第11次市総合計画長期ビジョン案」を策定した。9月2日には広く市民に周知し意見を集める場となる「オープンハウス」を、アミューあつぎ8階の屋内広場solaで実施した。

 「オープンハウス」は 市民が多く集まる公共施設やイベント会場にパネルなどを設置し、図や説明などを読んでもらいながら意見を集める手法。

 厚木市では新たな総合計画の策定に向けて、様々な場で市民参加を呼びかけ、より多くの意見を聞きながら市民協働の計画づくりを進めるため、こうした機会を設けている。この日会場を訪れた市民は「厚木市が将来どのようままちを目指すのか関心があった。市民と行政が顔を合わせて意見を交換する機会があれば、より良いまちづくにつながるのでは」といった意見を話した。

 オープンハウスは今後あつぎ郷土博物館(下川入1366の4)で9月7日(日)午前10時から正午、ふれあいプラザ(金田1156)で13日(土)午前11時から午後1時にも実施。また9月21日(日)に行われる「あつぎSDGsフェスティバル」にも出展する(すべて事前の参加申し込みは不要)。

公式LINEでもパブコメを募集中

 厚木市では9月1日から10月1日までホームページなどでパブリックコメントも実施している。より多く市民ニーズに応えようと、現在は厚木市公式のLINEからもパブリックコメントを記入することができるようなっている。市の公式LINEアカウントには3万3千人を超える登録者がいるという(9月2日現在)。

12月議会に上程へ

 同総合計画の策定に向けては、その素案の段階で、5月から6月にかけて市内7会場で同様にオープンハウスや意見交換会を行った。そこで約100人から寄せられた意見を反映し、原案を策定。付属機関である総合計画審議会に諮問して、7月25日に答申を受け、今回の長期ビジョン案が策定された。今後はオープンハウスやパブリックコメントなどで集められた意見を反映、修正して、今年の12月議会に議案として提出する予定だ。

 今回の長期ビジョンでは先進技術と伝統、都市と自然、多様な市民が調和することで新しい価値を創造し、市民がふるさと厚木に愛着と誇りを持てる「共創のまち」を目指すことを未来へのメッセージとした。

 さらに将来にわたって活力あるまちであり続けるために「厚木の魅力を伸ばし、住みたい住み続けたいまちをつくる」「こどもたちが幸せに暮らし続けられるまちをつくる」「地域経済の活性化により、発展し続けるまちをつくる」の3つの戦略を掲げた。

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