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公開日:2025.09.26

厚木市在住野村さん
パラ水泳で3個のメダル
デフリンピックに弾み

  • 金1つと銀2つのメダルを手にする野村選手

 公益財団法人日本パラスポーツ協会が主催する「ジャパンパラ水泳競技大会」が9月13日から15日までの3日間、愛知県名古屋市にある日本ガイシアリーナで開催された。261人の選手がエントリーした同大会で、厚木市妻田在住の野村空和選手(光明学園相模原高校2年)が聴覚障害のクラスで3つのメダルを手にする活躍を見せた。

 午前中に予選、午後に決勝と国際レースと同様のフォーマットで行われた今大会。聴覚障害者のための国際的なスポーツ大会「デフリンピック」の日本代表に内定している野村選手は、50mバタフライ(13日)、100m自由形(14日)、50m自由形(15日)、の3種目にエントリーした。

 初日の50mバタフライは29秒00の自己ベストを出して銀メダル、2日目の100m自由形も59秒04と自己ベストを更新して銀メダルを獲得した。最終日に行われた50m自由形は27秒07で優勝。金銀合わせて3つのメダルを手にした。

58秒台をめざして

 野村選手は生まれつきの先天性重度感音難聴で、両耳とも人工内耳手術を行っている。3歳頃からレオスイミングスクール愛川校で水泳を始め、中学3年から厚木校の選手コースに移籍。週6日に及ぶ練習と、コーチや仲間のアドバイスもあり、今年に入ってタイムを短縮し続けている。

 7月には東京2025デフリンピックの4×100メドレーリレーのメンバーに内定。今回のジャパンパラ大会では、リレーでも泳ぐ100m自由形に重きを置いていたという。「日本代表監督からデフリンピック本番では58秒台を出してほしいと言われていた。今回、59秒前半で泳ぐことができて、ようやく見えてきた気がします」と野村選手は笑顔を見せる。

 次は10月25日(土)から27日(月)にかけて、滋賀県で開催される「全国障害者スポーツ大会」に出場予定。50mの自由形とバタフライで、自己ベストの更新と優勝をめざす。

 東京デフリンピック大会は11月15日(土)に開会。水泳競技は20日(木)から25日(火)に実施される予定だ。リレーに加え、個人競技3種目への出場も決まった。「初めての国際大会。調子を上げて最高の舞台に臨みたい」と意気込んでいる。

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