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公開日:2025.10.10

SEL山崎氏
特許数でギネス更新
21世紀のエジソン、厚木に

  • 認定証を受け取る山崎CEO(左)

 株式会社半導体エネルギー研究所(SEL/厚木市長谷)の山崎舜平代表取締役会長CEOが、2025年3月31日までに累計20120件の特許を取得し、「発明者として氏名記載された特許の最多数」でギネス世界記録(TM)を更新した。

 この記録は、知的財産権を専門とする6人の証人により検証され、9月17日にギネス世界記録公式認定員から公式認定証が授与された。特許は1969年から今年3月31日までに、日本、米国、韓国、中国、ドイツなどで取得されており、その件数は「発明王」として知られる発明家のトーマス・エジソン(生涯特許数2332件)を大きく上回っている。

 山崎氏は静岡県出身。同志社大学工学部出身の工学博士であり、1970年には『フラッシュメモリ』の基本デバイスを発明した。80年にSELを設立し、代表取締役に就任。85年に現在の長谷の地に移転した。95年に紺綬褒章、97年には紫綬褒章を受章している。また、過去にも特許の最多数でギネス世界記録に認定されており、前回2016年の11353件から大幅に記録を伸ばしている。

 山崎氏は今回の記録達成について、「2万件以上の特許は、約60年に及ぶ研究の成果」と話し、「この記録を励みに、これからも地球温暖化防止につながる極低消費電力LSI、アナログAI等の技術開発に邁進する」と、今後の研究開発へ強い意欲を示した。

 同氏は米国電気電子学会のライフフェロー、スウェーデン王立工学アカデミーの外国人会員など、国内外の権威あるアカデミーの会員も務めている。

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