厚木・愛川・清川 コラム
公開日:2026.08.14
人間不要時代
とある老舗モデル事務所の社長さんから、所属モデルたちに演技を教えてくれないか、という相談を受けました。うォ、モデルさん!とテンションが上がりましたが、男性モデルもいるしシニアもジュニアもいるわけで、夢の楽園へのお招きという話じゃありません。何よりも、社長の気持ちが切実です。
このままじゃ、AIに仕事を全部持っていかれる。と焦っているのです。
画像、動画の分野のAI技術の進歩も昨今目覚ましく、そこに現れているのが生身の人間なのかAI作成の画像なのか、素人目には全く区別がつかないものになっています。どんな顔立ちも体型も作り放題だし、ポーズも表情も自由自在です。しかもそれが個人のPCのなかで生み出せるのですから、お姫様や王子様みたいなモデルさんを高いギャラでわざわざ雇う必要もありません。
これからのモデルはルックスだけじゃ勝負にならない、自分の個性を表現する力ぐらい持っていないと生き残ってゆけない、という話です。
今後AIに仕事を奪われるだろうと懸念される職業のなかに、こんな分野もあるんです。美しい人間であることが売りのモデル業が、人間でないものに取って代わられちゃう時代。ますます人間がいらなくなってゆく。そこで芝居こそは人間に残された最後の砦だと言いたいところですが、AIの進化は留まらずヤツらが演技術を習得する日はそう遠くないでしょう。まじヤバイです。
※扉座十二月公演「歓喜の歌」第九コーラス隊の参加者募集中。詳しくは扉座HPにて。
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