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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2026.08.28

文化や芸術の聖地へ 巨大壁画や拠点整備も

  • 幅33メートルに及ぶ井上純氏が描いた壁画

    幅33メートルに及ぶ井上純氏が描いた壁画

 厚木市は「文化芸術の聖地づくり」を掲げ、市民が日常的にアートや音楽に触れられる環境整備を推進している。

 その取り組みの一つが、市役所新庁舎などが入る複合施設建設地(厚木バスセンター隣接)の仮囲いに現れた巨大な壁画だ。市制70周年記念事業として、市出身で世界的に活躍するアーティスト・井上純さんを招いて制作された。

 高さ3メートル、幅33メートルに及ぶ大作のテーマは「厚木に生まれてこれた喜び」。美大生らも制作に協力し、昨年5月のワークショップでは、親子が自由に手形を押して絵を描くなど、市民がアートに触れる貴重な機会となった。この圧巻の空間は、今年11月まで公開される予定だ。

 また、「文化芸術の聖地」の拠点施設である厚木市文化会館は、約1年半にわたる大規模改修工事を経て、昨年1月にリニューアルオープンを果たした。今回の改修では、1978年の開館から長年劇場の顔として来場者を迎えてきた大・小ホールの緞帳(どんちょう)が、職人の手によって丁寧にクリーニングや補修が行われ、かつての鮮やかさを取り戻した。

 さらに、同館の軒下に営巣する県レッドデータ減少種のヒメアマツバメとの共生を目指し、専門家指導のもとで慎重に工事を進めるなど、自然環境にも配慮された改修となった。

 そして、施設整備にとどまらず、市や厚木市文化振興財団が連携し、若手の登竜門となる「厚木青少年音楽コンクール」をはじめ、市民参加による「市民芸術祭」、プロの造形作家から子どもまで幅広い世代の作品が集まる「青空アート展」など、年間を通じて多彩な取り組みを展開。様々な形で進む聖地づくりに、今後も期待が高まる。

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