厚木・愛川・清川 社会
公開日:2026.09.14
ZOOM UP 50歳で挑む新たな人生 地域おこし協力隊 齋藤幸一さん
▽ 50歳という人生の節目を迎え、これまでのサラリーマン生活からガラリと環境を変えたいと考えた齋藤さん。日本の原風景である山や畑、水田がある暮らしに魅力を感じ、地域おこし協力隊の制度にたどり着いた。
当初は九州や北海道などの遠方への移住も頭をよぎったが、家族との話し合いの末、東京・町田の自宅からもアクセスしやすく、以前からドライブや家族とのレジャーで親しみがあった清川村に着任を決めた。
▽「田舎暮らし」をイメージしてやってきたものの、実際に暮らしてみるとネット環境や物流も整っており、都心へも出やすい利便性の高さに驚いたという。思い描いていた「ポツンと一軒家」のような環境とは少し異なったが、近隣住民や地域の方々が温かく迎え入れてくれたことで、スムーズに村での生活になじみ始めている。
▽ 齋藤さんが担当する主な任務は、村の特産品である「茶業」の担い手としての活動だ。農業や茶業の経験は未経験だったが、現在は山口進工場長のもとで生葉から荒茶を製造する工程や管理を学びながら、来春の本格稼働に向けて準備を進めている。
▽ 村内でも高齢化や後継者不足、茶園の衰退といった課題は山積する。「お茶の単価を上げたり、荒廃しかけている茶園の手入れをしたりして、なんとかこの地域のお茶の衰退を止められたら。そのために自分に何ができるかな」。
▽ 着任後は地域の祭りやイベントにも積極的に参加し、村の人々との交流を深めている。「まずは人脈作りが一番大切。少しずつですけど、地域の方々と繋がりを広げていけたらと思います」と笑顔を見せた。
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