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伊勢原 人物風土記

公開日:2013.10.11

第59回伊勢原市畜産共進会の乳牛の部でグランドチャンピオンに輝いた
高橋 純徳さん
東富岡在住 21歳

伊勢原の酪農を担う21歳



 ○…「牛の美人コンテスト」と呼ばれる市の共進会が9月27日に行われ、自身が出品した「ウィステリアグロリアスジョイ」がグランドチャンピオンに輝いた。10月27日に綾瀬市内で行われる県の共進会への出場も決め、「牛の手入れにも力が入りますね」と笑顔をみせる。審査結果を聞いた瞬間は、約30頭の頂点に立てたうれしさよりも、安堵感でいっぱいになった。「自分が牧場に入ってから『牛の質が下がった』と言われたくなかったので」。後継者ならではの重圧を「半端なかったです」と振り返る。



 ○…東富岡にある高橋牧場の長男として生まれた。懸命に牛の世話をする父を見て育ち、中学生のころ酪農の道に進もうと決意。農業高校を卒業後は、かながわ農業アカデミーで寮生活をしながら2年間、酪農の経験と知識を積み上げていった。その後、20歳で高橋牧場に入った。今は身体で仕事を覚える毎日。「口では教えてくれない人なので、仕事を見て盗むしかないんです」と父の背中をひたむきに追っている。現在、独身。実家で両親、祖父、弟の5人で暮らしている。



 ○…毎朝5時に起き、40頭の餌やりから一日が始まる。自身の朝食後は乳搾りと牛舎の掃除、昼になるとまた餌やり、その後も牛の洗体、夜の餌やり、最後の掃除と忙しい。作業着はいつも泥だらけだ。大学で楽しいキャンパスライフを送る友人をうらやんだ時期もあったが、「今はこの仕事の楽しさを感じられるようになった。絶対にやめません」と頼もしい。



 ○…趣味はないという。「というよりも酪農が趣味みたいなもの。大変ですが苦にならない、夢中になれる仕事です」。あまり夢や目標を掲げるタイプではなかったというが、今は違う。「僕ら若い世代の力で伊勢原の酪農を盛り上げていきたい。そのためにも今をしっかり頑張ります」。高橋牧場と酪農の未来を担うため、今日も泥だらけになりながら、牛たちと向き合う。

 

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