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秦野斎場の増築棟が竣工 4月1日から供用を開始

社会

掲載号:2018年3月23日号

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テープカットで竣工を祝う
テープカットで竣工を祝う

 老朽化に伴い、増築改修工事を進めてきた秦野斎場(秦野市曽屋1006)の増築棟竣工式が3月17日に行われた(主催/秦野市伊勢原市環境衛生組合)。増築棟は4月1日から供用が開始される。

 竣工式では、同組合の組合長となる高橋昌和秦野市長、副組合長を務める高山松太郎市長をはじめ、同斎場の関係者らが多数参列。テープカットで竣工を祝ったあと、記念の式典が行われた。

 式典では高橋組合長が「老朽化に伴い安定的な稼働に支障が出るとともに、現在の炉数では対応が困難になると見込まれ、早急な整備が求められてきた」とこれまでの経緯を説明。「火葬施設の尊厳を保ちながら、より良い運営を続けていく」と新たな施設に向けて期待を寄せた。

 秦野斎場は1976年に供用を開始。火葬炉5炉・待合室5室を備え、秦野市・伊勢原市を管轄地区として40年以上に渡って稼働してきた。しかし、近年では火葬炉設備や建物の一部に老朽化が見られたほか、高齢化の進展に伴い、将来的に火葬需要の増加に対応できないことが見込まれており、2016年11月から増築改修工事を開始。既存の施設に接する形で増築棟が建設された。

 このほど完成した増築棟は延べ面積約2660平方メートル、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の混構造2階建て。台車式火葬炉7炉(別に1炉分の予備スペースあり)を備え、稼働後は1日最大で14件の火葬を受け入れることができる。

環境に配慮した使いやすい施設に

 排気筒は屋根と一体感をもったデザインとなっており、排ガス対策として集塵装置(バグフィルター)や再燃炉、送風機などが付けられた。また、災害対策として標準建物の1・25倍の耐震性を確保し、1週間分の燃料や雑用水の備蓄槽、非常用発電機などを備える。また床材や壁、天井のルーバーには杉を主体とした地元産の木材を使用。自然光を効果的に取り入れる天窓やルーバーなども設置されている。施設内には告別室・収骨室・待合室が各4室備えられたほか、既存施設にはなかった授乳室やキッズルーム、更衣室なども新設された。

 今後は、増築棟の供用開始を待って既存火葬棟は解体される。既存の待合棟は4室の待合室と多目的室を備えた施設へと改修が予定される。

 総事業費は約20億3000万円となる見込みで、全体の完成は2018年度末を予定している。

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