伊勢原警察署(植松宏文署長)で7月8日、山岳救助訓練が行われた。
訓練は、いつ起こるか分からない山の事故に備え、同署山岳救助隊隊員の力量の確認や、若手育成などを目的に実施。当日は大山や高部屋、大田の駐在所勤務の隊員や地域課所属の隊員ら6人が参加した。
この日は小雨が降る中、3階建ての警察署の屋上からロープを使って懸垂降下する訓練をはじめ、負傷者役をキャリングハーネスという装置を使用して背負い、降下する引き下げ訓練や、背負い搬送訓練などを実施。隊員らは手順を確認しながら声を掛け合い、真剣に訓練を行った。
訓練を見学した植松署長は「緊張感があって真剣そのもの。技術の高さ、士気旺盛さを感じ取ることができて良かった。まずは隊員が事故に遭わないように、そして登山者の命を救えるように日々の訓練に取り組んでもらえたら」などと隊員らを激励。
現場指揮官で大山駐在所勤務の北條保徳警部補は「登山者の安全を第一に、二次遭難を絶対に起こさない、登山者、要救助者を安全に救助するために訓練を重ね頑張っていきたい」と話した。
同署の山岳救助隊は、1976年6月に編成。今年で45周年を迎えた。同署によると昨年は、1年間で45件の救助事案が発生し、50人を救助している。
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