伊勢原 人物風土記
公開日:2026.04.17
3月19日付で第95代伊勢原警察署長に着任した 筧 貴弘さん 神奈川県警視 54歳
凡事徹底がきほんのき
○…署長の着任にあたり、署員に伝えた言葉は「最悪を想定して、最善の方策を検討しよう」。警察官人生で一番心にとまっている「東日本大震災」から学んだ自戒の念を込める言葉だ。「今、目の前にある案件が明日最悪になって後悔しないようにしてほしい。市民に寄り添うことが警察の原点。困っている人に手を差し伸べる、それが警察の使命です」。
○…寒川町出身。人を助け、人のためになるような仕事に就きたいと警察官の道に。最初の赴任先は小田原署。その後管区や県の機動隊など「警備畑」に長く従事、阪神淡路大震災、長野五輪の警備などにあたった。直近では県警本部の危機管理対策課で災害対策に奔走してきたことから「激甚化する災害に備え、伊勢原でも災害対策を強化していきたい」と語る。
○…「凡事徹底」を警察官の「きほんのき」と自らに課し、「やるべきことは確実に、『だめなものはだめ』今もそうしている」。東日本大震災発災時、自衛隊や消防など関係機関が総理官邸の危機管理センターに派遣された。「東北沿岸の警察本部に、津波に備え避難広報を行ったが、結果は御承知の通りになってしまいました…」と表情を曇らせる。3月11日が近づき、テレビに被災者のその後の人生などが流れると自然に涙があふれてくる。「もっとやれることがあったのではないか」という悔しい思いが、就任時の訓示に込められている。
○…「伊勢原は市長をはじめ、市民の皆さんと距離が近く、いろいろな話が出来るので学ぶことが多い」とほほ笑む。署員にも積極的に声を掛け、距離を作らないよう業務以外の雑談などで風通しの良い職場を作り、ワンチームを目指す。「署員、みな家族みたいなものですから」
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