横須賀版 掲載号:2011年12月23日号
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2011 回顧よこすか

 今年も残り1週間あまり―。全国的には東日本大震災や原発事故が避けて通れない話題となったが、横須賀では、被災地支援が広がりを見せ、スポーツ選手の活躍が際立つなど、明るい話題もあった。

1月〜3月

 横須賀経済の活性化を目指す政策提言グループ「TEA【メール】 YOKOSUKA」が1月に発足した。自民党の小泉進次郎衆議院議員を旗印に、地元選出の県会議員や市会議員が名を連ねた(=写真(1))。商店街の景気刺激策や食の名産づくりなどを掲げ、当初は統一地方選後に本格的に始動する予定だったが、今年は表立った活動は見られなかった。同グループでは4年間をひとつの区切りとする方針を示しており、来年早々にも動き出すという。

 3月11日に発生した東日本大震災では横須賀市も震度4を記録。横須賀港で1・6mの津波が観測され、西部や南部では約2千500世帯に避難勧告が出されるなどの影響があった。これを機に市では、震災・津波対策に乗り出した。7月には津波から避難する際の目安となる「標高マップ」をHP上で公開。公共施設などでは標高が一目で分かる掲示がされるようになった。

 一方、被災地支援の動きも通年で広がりを見せた。震災3日後には、若手経営人グループが駅頭で義援金と節電の呼びかけを始めた(=写真(2))。また、風評被害を受ける友好都市の福島県会津若松市を支援しようと、複数の団体が同市の物産販売を行うなどのイベントを実施した。「横須賀災害ボランティアネットワーク」では、7月から被災地で瓦礫撤去などを行うボランティアバスを運行。来年は、被災した人々の精神的なケアを狙いとした支援活動も検討している。

 3月末には、キャンプ施設として親しまれてきた「観音崎青少年の村」が廃止された。利用者の4割以上が三浦半島在住者であることから、県が横須賀市に対して有償譲渡を打診したが、市は財政難を理由にこれを受け入れなかった。存続を求める市民の署名活動も行われたが方針は覆らず、現在は敷地内に立ち入ることができなくなっている。

 一方で、観音崎公園全体の再整備を検討する「再生計画づくり」も昨年度から進められている。同青少年の村は旧軍時代の軍用施設として使われていた建物を改修したもので、保存を求める声も上がっている。県横須賀土木事務所では「保存・活用方法も含めて検討している」と話している。

4月〜6月

 日露戦争の日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を迎え撃ち、現在は三笠公園内に保存されている記念艦「三笠」は5月、復元から50周年の節目を迎えた。NHKドラマ『坂の上の雲』の影響もあり、記録的な観覧者数となった。ドラマ放映が始まった今月は中旬までで約8千人。昨年同時期の約6千300人をすでに上回り、最終回を前に一層の注目を集めている。3年にわたり放送されたドラマは今月、その日本海海戦に突入しクライマックスを迎える。

 吉田雄人市長の任期折り返しにあたり、2年前の市長選時に掲げたマニフェスト(公約)の進捗状況を評価する「中間検証大会」が5月末に行われた。(社)横須賀青年会議所の主催。市長は、2年間の自己評価として「実現した事業は60・5%」と報告。一方、5人の識者による評価委員会は、2年の実績を100点満点で59・3点と総合評価した。

7月〜9月

 7月にドイツで開かれたサッカー女子ワールドカップで、日本代表の「なでしこジャパン」が優勝した。代表メンバーの近賀ゆかり選手と矢野喬子選手は湘南学院高校(日の出町)の出身。決勝戦(対アメリカ)が行われた18日未明には同校で応援観戦会が行われ、生徒らが熱い声援を送った(写真=(3))。また、大野忍選手も小学5・6年と中学1年の時に、市内クラブチームの「横須賀シーガルズ」に在籍。横須賀ゆかりの選手が世界を舞台に活躍した。なでしこジャパンは来年のロンドン五輪出場も決まっており、金メダル獲得の期待が高まっている。

 約8年間未利用地となっていた旧市立横須賀高校(森崎)の跡地が、売却される見通しとなった。市内不動産業者を筆頭とする地元5社が共同で開発を進め、戸建住宅200区画の造成・販売を手がける。売却価格は約12億円。

10月〜12月

 今年の終盤は、私立高校の部活動の活躍が際立った。

 三浦学苑サッカー部は11月、全国高校サッカー神奈川県予選で準優勝を果たした。決勝初進出の勢いで挑んだ桐光学園戦だったが、1−2で惜敗。あと一歩及ばなかった(=写真(4))。だが、同サッカー部は2年生主体のチーム。主力メンバーは来年雪辱を果たすことを誓い、更なるレベルアップに向け練習を積んでいる。

 湘南学院野球部は県高野連から来春のセンバツ高校野球「21世紀枠」の県候補校に推薦された。秋の県大会でベスト8入りしたことに加え、部員が大会運営に積極的に参加したことなども評価された。今月15日にあった関東・東京地区の選考会で選外となったが、市内からの初の甲子園出場に向け大きな一歩となった。

 独身男女に出会いの場を提供する「婚活(結婚活動)パーティー」が人気だ。官民それぞれが企画し、参加者も増加傾向にある。来年は、全国的にも話題を呼んでいる結婚支援と商店街活性化を合わせた“街コン”の実施を目指す動きもある。

 横須賀中央駅そばの「若松マーケット」では、商店街活性化に向けた新たな取り組みが始まった一方で、空きビルに競輪の場外車券場を設置する計画(=写真(5))が浮上するなど、大きな展開があった。同マーケットでは、昭和の風情を残す街並みをアピール。ブランデーをジンジャーエールでわった「横須賀ブラジャー」の販売を11月から始めた。それとほぼ同じ時期に、同車券場の来秋オープンを目指す民間事業者が地域の町内会に説明会を実施した。活性化への期待と風紀悪化の両面で、地元を巻き込んだ議論を呼びそうだ。

 

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