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横須賀・三浦

公開日:2012.01.01

ロンドン五輪へ
夢の舞台 今度こそ掴みに
女子ウインドサーフィン──須長由季さん

  • 「RS:X級」は統一規格の用具でレースが行われる。「条件は同じ。実力のみの勝負が面白い」

  • 「さいか屋横須賀店」5階にある店舗に勤務

 ロンドン五輪出場を目指す女子ウインドサーファーがいる。市内坂本町の須長由季さん(31歳)。服飾メーカー「ミキハウス」の社員の肩書きを持ちながら、世界の海を舞台に活躍するトップアスリート。先月、オーストラリア・パースで行われた世界選手権で国別の五輪出場枠(女子は28カ国)を獲得し、3月にスペイン・カディスで開かれる日本代表選考レースに挑む。



 須長さんのオリンピックへの挑戦は今回が3度目となる。大学入学と同時に始めたウインドサーフィンは、出場する大会で連戦連勝。”学生女王”の名を全国に響かせた。高いセイリング能力はヨットの世界からも注目を集め、「470級」と呼ばれる種目で近藤愛選手とペアを組みアテネを目指した。江ノ島を拠点に2年間、練習とレースに明け暮れたが、最終選考レースで涙を呑んだ。



 ヨットには見切りをつけるも、あきらめきれない気持ちが再び海へと向かわせた。今度は学生時代に慣れ親しんだウインドサーフィン。北京五輪を目指して再始動したが、国内外の表彰台を分け合ってきたライバル選手にその座を奪われた。



 納得できない悔しさはさらなるモチベーションへと昇華。ロンドンを見据えたオリンピックキャンペーンを自らに課して、世界中の大会を精力的に回った。



 「とことん勝負ごとが好きなんです」と語る口調は飄々としているが、培った経験が大きな自信となっている。



 昨年1年間の日本滞在はおよそ2ヵ月間。会社の理解とサポートで、ウインドサーフィンに専念できる環境が与えられているが、年末の繁忙期ばかりは「さいか屋」内にある売り場内を忙しく駆け回っていた。



 昨年の春以降、日本人選手に前を走られたことがない。世界大会でも中位をコンスタントキープできるようになった。「気力も体力も今がベスト」



 3月の世界選手権で、日本人トップを取ればその場でロンドン五輪代表が内定する。



 「4年に一度、一発勝負という五輪の選考レースは特別な感覚。あの緊張感を味わいたくて、努力を重ねています。3度目の今回は自分の中では挑戦ではありません。夢を掴みに行く場所にします」。

 

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