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公開日:2026.05.15
旧田浦小旧走水小 住民の跡地活用案固まる 意向尊重し市が方針検討
児童数減少に伴い昨年3月に閉校した横須賀市の旧田浦小学校と旧走水小学校。その跡地活用を巡り、住民らによる検討結果をまとめた報告書がこのほど公表され、地域向けに報告会が開催された。市は今後、提案内容を尊重しながら、今年度中に活用案を取りまとめる方針だ。
町内会やPTA、観光協会、漁業組合など地域の代表者で構成される両小学校の協議会では、昨年2月から6回にわたり、跡地利用について議論を重ねてきた。
少子高齢化や人口減少に伴う空き家増加といった課題に直面する田浦地域では、跡地活用のコンセプトを『〜田浦の未来をデザインする〜支え合いと自立による「コミュニティ×賑わい×まちづくり」の複合拠点』と設定。具体案として、多様な世代が集える交流スペースのほか、近隣にあるアーティスト村や月見台住宅とのコラボなど、イベント会場としての活用を挙げる。店舗の減少にも直面する地域とあり、飲食店やレンタルスペースなどの商用利用による「新たな経済循環」の創出も提案。持続可能な拠点とすべく、大学や企業など地域外の知見も積極的に取り入れたいとした。
走水地域のコンセプトは「海と学び、人が交わる。走水・みらいキャンパス」。東京湾に突き出すように立つ校舎のロケーションを活かし、臨海学校や水産研究ラボなど「海と自然の学び舎」としての機能を活用案の核に据えた。また、閉校により地域に受け継がれてきた人間関係が失われることを危惧し、幅広い世代が集える居場所としての役割や、映画などのロケ地としての活用なども提案に盛り込んでいる。
4月末には両地域で協議会がまとめた報告書の説明会が開催された。そのなかで、田浦では「周囲に公園が少ないので、子どもたちにグラウンドを利用させてあげたい」、走水では「屋上を天体観測の場として活用すべき」といった新たなアイデアも参加者から複数挙げられた。市では今後、実現性の高い提案を探るために施設の「お試し利用」を申込制で実施するほか、地域との意見交換なども行いながら、具体案を探っていくという。
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