横須賀版 掲載号:2012年7月20日号
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地元で活動するサッカークラブ「横須賀シーガルズ」の女子チーム総監督 亀田 勝昭さん 粟田在住 73歳

おやじコーチ「名将ではない」

 ○…「なでしこ」の選手を輩出したクラブチーム。大野忍や矢野喬子らトップ選手を育てた監督。昨年のW杯以降そうしたキーワードでメディアに取り上げられた。だが、「(シーガルズで女子の指導育成を始めた)18年前は誰も相手にしてくれませんでした」。自分の教え方は間違っていなかったと感じながらも、手のひらを返したような注目ぶりに複雑な思いが交差する。

 ○…かつては白球を追いかける野球少年だった。ポジションは捕手。バッターとの駆け引きの末に”仕留める”のが醍醐味だった。湘南高校では甲子園出場の夢は叶わず、いすゞ自動車に入り社会人野球を続けた。転機は野球を引退して数年後。31歳の時、余暇の運動にとサッカー部を立ち上げた。若手選手にひっぱられてプレーしたところ見事にハマった。「めまぐるしく攻守が変わる中、自分で考えて動けるのが魅力でした」。

 ○…息子さんが通っていた粟田小を中心に、地域の子ども達が運動できる場として77年に結成されたのが横須賀シーガルズ。父兄が指導にあたったため、「おやじコーチ」と呼ばれた。サッカーマガジンの連載を夢中で読みカリキュラムを手づくり。当時はボールを前線に大きく蹴って走るサッカーが主流だったが、子どもがゼイゼイ息を切らしている姿を見て疑問をもったという。大会では「蹴るな!」と細かい正確なパス回しを指示。相手から「あれはサッカーじゃない」と言われたことは今も覚えている。だが数年後、県ベスト8に上りつめ、指導方法が1つではないことを証明した。

 ○…「名将だなんて思っていません」とキッパリ。1人の代表選手ではなく100人のサッカー好きを育てることがモットーだ。今後トップチームはJ2横浜FCと提携してなでしこリーグへの昇格をめざすが、選手の育成はこれまで通り。地元の女子サッカー人口の増加も願う。「粟田から五輪に出場する選手が出てくれば本当に嬉しいですね」。
 

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