横須賀版 掲載号:2013年6月21日号
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「花」をテーマにしたジョイントコンサート(=6月22日)に出演するピアニスト 小泉 耕平さん 鴨居出身 33歳

帰るべき場所で「夢」奏でる

 ○…「ここからの眺めが好きなんです」。公演会場の横須賀三浦教育会館。窓から東京湾が見渡せる。ピアノに目覚めた幼少時代は、鴨居から海を眺めていた。浦賀出身のオペラ歌手、下園理恵さんと組むユニット名「Il Sogno(イル ソーニョ)」は、イタリア語で夢という意味。浦賀湾をはさみ、それぞれ東・西の叶神社の近くに住んでいた。叶えるといえば夢。地元を想う気持ちが合わさり、そう名付けた。今、プロとしてここ横須賀で夢の世界を奏でる。

 ○…初めて鍵盤に触れた時のことは覚えていないほど小さかった。父親の知人宅で、ピアノに引き寄せられるように近づき指でたたいたと後から聞いた。それが最初の音だった。レッスンに通い始めると才能は開花。幼稚園の先生の伴奏に違和感を覚えたほどだ。鴨居小では合唱にものめり込み、ボーイソプラノで「どの女の子よりも高い声を出していました」と懐かしむ。

 ○…音楽の道を進む中では苦難も経験した。まず音大の受験。大津高時代にテレビで見たオペラに衝撃を受け、本気で声楽科を志したという。考え抜いた末に「今辞めたら弾けなくなってしまう」とピアノ科を選択。ところが20代半ばには奏法に悩んだ。一から習い直すという茨の道。ピアノを全く弾けない空白の時代もあった。乗り越えることができたのは、音楽は人の心を豊かにできると分かっていたからだろう。そして、自分には役割があるのだと。

 ○…現在は東京に拠点を置き、生徒を指導したり各地で演奏したりと多忙な日々を送る。帰郷は月に1度。京急で南下しながら「追浜を過ぎた辺りからワクワクします」と話す。大学入学を機に実家を出る時、父に言われた言葉を思い出す。「何かを成し遂げることなく横須賀に帰ってくるな」。逃げ場所にしてはいけないという厳しくも温かいメッセージを受け取った。成し遂げた時は―。横須賀で育った愛着と矜持が、いつか帰るべき場所を思わせる。
 

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