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音訳ボランティア「はまゆうの会」代表で、10月から「広報よこすか」の音訳を担当する 島川 智子さん 湘南鷹取在住

掲載号:2014年9月26日号

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「声の情報」楽しんで

 ○…「必要とされる方が一人しかいなくても、要望がある限り続けたい」―。市の点字図書館を活動拠点に、雑誌や刊行物の音訳ボランティアを行う「はまゆうの会」。声の情報を発信し続けて40余年。来月からは、『広報よこすか』の音訳も担当する。

 ○…感情を込めるのではなく、正しく伝えることが第一。それでいて「相手がいるように語りかけることも大切」と、音訳の世界は奥が深い。日本語特有の間やアクセントにも気を遣うという。下読みや下調べを経て録音、校正や編集まで地道な作業だ。雑誌・書籍の音訳データ化だけでなく、老人施設の訪問朗読なども行う。音訳利用者との交流会で「あの声の人ね」と再会する喜びもある。声の個性も感じとる繊細さに驚く一方、「みなさん明朗快活で、こちらが活力をもらっている」。声の情報を頼りに生活する人に「音訳で選択肢を広げられれば」という想いを強くしている。

 ○…音訳に携わるきっかけは、意外にも「犬を飼ってみたい」と始めた盲導犬の飼育奉仕。「これから人のために役立とうとしている犬たちを見ていて、自分も何かできるかも」と、この世界に足を踏み入れて30年。ベテランの先輩に厳しく指導されながら、「自分では読まないような本を何回も声に出して読むんだから、根気強くなったかも」と笑う。パートや子育てと掛け持ちし、毎日点字図書館に通っていた時期も。「何事も継続ね」と話す声も、耳に心地よく響く。

 ○…目下の悩みは会の高齢化。声も年を取るのだ。会の継続はもちろん、読み手を育てることへの責任感がにじむ。常に顔は見えないけれど、「語りかける相手がいる限り、続けたい」と話す。地域の情報をピックアップし、CD1枚分にまとめた『月刊はまゆう』の発行も、もうすぐ500号。「地元の小さな情報を探すのは、大変だけど楽しい。人の声で伝える意義は、まだあると思うから」
 

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