「横須賀今昔写真」
スマートフォンアプリ開発会社のタイムカプセル(株)(事業所=汐入町1の24の4)は、横須賀の今昔の写真を並立して見比べることができる専用アプリを立ち上げる。「横須賀今昔写真」のタイトルで5月下旬の配信を予定。利用者は無料で閲覧できる。郷土愛を育むツールとしての活用も意図しており、今はなき建物や懐かしの風景などを写した写真の提供を呼び掛けるイベントを実施しながら市民参画で掲載情報のボリュームを増やしていく計画だ。
同アプリの発案者は、かつてテレビバラエティーの名プロデューサーとして辣腕を発揮した土屋敏男氏。鎌倉市でIT事業を手掛ける若手起業家らと共同で開発に乗り出した。3月末に開設した「鎌倉今昔写真」を皮切りに、福井県鯖江市でも展開。サイト運営費を賄うために企業協賛枠も設け、店舗や商品の今昔を紹介している。一連の経緯の中で、土屋氏と面識のあった同社の相澤謙一郎社長も参画を打診され、「豊かな海や山の自然に日米文化の織り成す独特な風土など、後世に残す資料がたくさんあるはず」と横須賀での導入を決めた。
10日には、アプリ開設のキックオフ企画として、今昔の写真を集める交流イベントが総合福祉会館で開かれた。この日、持ち寄られた写真は約100点。その場でデータ化された資料をスクリーンに映し出し、当時の雰囲気に思いを馳せたほか、看板から読み取れる情報などを頼りに時代考証を行った。相澤社長はこうしたイベントを今後、地域単位で開いていくという。
写真の提供などは、同社【電話】046・809・2462
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