神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2016年9月23日 エリアトップへ

全日本選抜還暦軟式野球大会で優勝した「横須賀シニア」の選手兼監督を務める 川田 茂さん 鴨居在住 67歳

公開:2016年9月23日

  • LINE
  • hatena

”野球小僧”いつまでも

 ○…サイドスローから繰り出される制球力抜群の投球で凡打の山を築いた。4日間で6試合のハードな日程をものともせず、最終日に行われた準決勝で完投すると、30分後に開始された決勝では完封。フル回転したチームの大黒柱「監督兼エース」は胴上げ投手となった。「今までで最高の瞬間だった」。60年近い野球人生の中で幾度の勝利を経験してきたが、全国制覇の喜びはひとしおだ。

 ○…ベースで働いていた叔父が持ち帰ってきた白球とグローブ。それが野球との出会いだった。学生時代から投手一筋。横須賀工業高校では県ベスト4まで進み、甲子園にも近づいた。一方で「勉強は全くダメだった」。就職に頭を抱えていた時、手を差し伸べてくれたのが社会人野球に力を入れ始めていた東芝横須賀工場だった。現役時代には完全試合を達成、監督ではチームを初の全国大会に導くなど功績を残した。

 ○…定年後、野球を教えてくれた叔父に誘われたのが「横須賀シニア」。加入するとエースの地位を確立。昨年から監督も兼務して先頭に立つ。迎えた今年、県を勝ち上がり全国大会の初戦で当たったのは優勝経験を持つ新潟の強豪。お互い無得点で迎えた3回、エラーが続き、無死2、3塁のピンチでクリーンナップを迎えた。「今大会一番しびれた場面」を緩急織り交ぜた投球で無失点に。直後に味方が得点して、1対0で接戦をものにすると、勢いそのままに頂まで駆け上った。

 ○…平日週2回ある練習では150球近くの投げ込みを行うなど、球児顔負けの練習量が鉄腕の源。一方、家では孫の相手をしている時間が至福。「投げ合いなどをしていた長男がサッカーを始めてしまった」と残念そうに話すおじいちゃんの横顔は少し寂しそうだ。気がかりなのはもう一つ。「横須賀の高校が元気ない。甲子園に出場する姿を見たいね」。日本一を成し遂げた肩書きを引っ提げ、”後輩”たちに発破をかける。

横須賀版の人物風土記最新6

三木 真理子さん

「関根川〜相模湾海中 水の輪つなぎ活動:chotto」の代表を務める

三木 真理子さん

秋谷在住 

4月19日

今野 睦夫さん

横須賀市ラジオ体操連盟を設立し、会長に就任した

今野 睦夫さん

二葉在住 82歳

4月12日

美里 芽玖(みさと めぐ)さん

ピアニストとして地元で初のソロリサイタルを開く

美里 芽玖(みさと めぐ)さん

平成町在住 22歳

4月5日

佐久間 大輔さん

大阪市立自然史博物館の学芸員を務める

佐久間 大輔さん

三春町出身 56歳

3月29日

新谷 健(たけし)さん

娯楽劇を演じる市民劇団「浜の隠居の会ぷらす」の代表を務める

新谷 健(たけし)さん

鴨居在住 68歳

3月22日

山田 裕子さん

鉄道ファンコミュニティ「よこすか子鉄くらぶ」を主宰する

山田 裕子さん

野比在住 49歳

3月15日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook