横須賀版 掲載号:2018年10月26日号 エリアトップへ

横須賀市 空き家活用「アーティスト村」 田浦泉町に拠点開設

社会

掲載号:2018年10月26日号

  • LINE
  • hatena
「アーティスト村」住人第1号となる薬王寺さん
「アーティスト村」住人第1号となる薬王寺さん

 横須賀市は、谷が入り組む谷戸と呼ばれる地域に芸術家を呼び込み「アーティスト村」として再生するユニークな事業に着手する。田浦泉町の旧市営住宅を改修して住居兼創作活動の場を用意。第1号として横浜市在住の土器作家の男性に入居してもらう。

土器作家の男性が居住

 細い路地が入り組み、階段や坂道が多いなど横須賀特有の住宅街である谷戸地域は、人口減少や高齢化を背景に空き家問題が深刻化している。これの解消策として、上地克明市長が「アーティスト村構想」を選挙公約に掲げていた。地域活性化の柱に「アート」を据えて、谷戸地域の空き家に創作活動を行う複数の芸術家を誘致してまちの特色化を図っていくアイデア。地域交流の場としても機能させる。

 谷戸再生事業の舞台となる田浦泉町は「温泉谷戸」と呼ばれるエリア。明治の頃は鉱泉が沸いており、温泉宿として湯治客などが訪れていたという。戦後に平屋の長屋建て市営住宅が建てられたが、老朽化が進んだことで3年前に使用停止となっていた。

 市は今年度予算に空き家改修費用などの名目で1千万円を計上。現在、住居とアトリエスペースを整備している。汐入地区で空き家を活用した谷戸再生を独自に行っている民間有志の「谷戸再生プロジェクト」のメンバーがアドバイザーとして同構想の実現を側面支援。市と連携協定を結んでいる関東学院大学の学生も内装工事をボランティアで手伝う。

 今回、移住モニターとして横須賀市美術協会の推薦を受けた土器作家の薬王寺太一さん(43)が、市と賃貸契約を結ぶ形で11月末から住み始める。「土器を焼く際に、周辺住民に迷惑がかからない場所を探していた」と薬王寺さん。人里離れた自然豊かな環境も創作意欲を掻き立ててくれるという。秋谷で採取できる粘土を用いた”地産地消”の土器制作など活動のイメージを膨らませている。このほかに、陶芸教室や屋外に薪窯をつくるワークショップなどで地域交流も図っていく。
 

横須賀版のトップニュース最新6

地場産たっぷり「のり段々」

追浜銀座通り商店会

地場産たっぷり「のり段々」 文化

あなごやアカモク具材に

10月18日号

運命はねのけた女の物語

市民劇団素倶楽夢

運命はねのけた女の物語 文化

娼婦から運動家になった浅葉わか

10月18日号

掴んだ悲願の初制覇

国体自転車

掴んだ悲願の初制覇 スポーツ

鴨居在住の高校生、大橋さん

10月11日号

低所得者の申請3割

プレミアム付商品券

低所得者の申請3割 経済

今月から使用開始も低調

10月11日号

生産者と商店街むすぶ大学生

生産者と商店街むすぶ大学生 経済

上町イベントで味噌汁販売

10月4日号

55年ぶりベスト4

三浦学苑硬式野球

55年ぶりベスト4 NEXT_野球

関東出場かけ5日に桐光学園戦

10月4日号

ロボットが商品お届け

楽天×西友

ロボットが商品お届け 経済

うみかぜ公園で実証実験

9月27日号

あっとほーむデスク

  • 10月18日0:00更新

  • 10月11日0:00更新

  • 10月4日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年10月18日号

お問い合わせ

外部リンク