かつては映画館だった
衣笠栄町にこのほど、ステージ付の貸ホー「ＣＯＯＬＣＯＯＬ」がオープンした。夜の時間帯はビアホールも営業し、無料でステージを貸し出し。音楽活動の練習や成果披露の場として利用してもらいたい考え。オーナーは「衣笠地区の表現の拠点になれば」と期待する。
もともと映画館などに利用されていた同所。隣接する飲食店の鈴木由次さんが借り受け改装。ステージ照明や音響機材のほか、ドラム、エレキギター、ベース（楽器は有料）の用意があり、演奏することができる。日中は有料の貸スペースとして営業するが、午後５時から10時はビアホールとなり飲食を提供。その時間帯のステージは無料で利用でき、練習や人前での成果披露の機会に活用してもらう。自身も歌うことが好きという鈴木さんは横須賀市が進めている「音楽・エンターテインメントのまち」に賛同。「音楽をはじめとした表現の場として様々な人に活用してほしい」と話し「若い世代の利用にも期待したい」と続けた。高校生のライブには日中でも無料でステージを貸し出すという。
今月24日には、初の本格ライブが行われた。横須賀を拠点に活動する６人組バンド「ＧＳワンダーランド」が１９６０年代のヒット曲のカバーや三浦半島を題材にしたオリジナル曲を中心に披露し、観客を盛り上げた。バンドには衣笠在住のメンバーも在籍しており「ライブハウスというと横須賀中央がメイン。地元でライブが行える環境ができたのはうれしい。飲食店などでも演奏する機会があるが、ドラムセットが設置できるほどのスペースがあるところは珍しく、重宝する」と話した。
ステージ利用は予約制。営業時間は午前10時から午後10時（５時からビアホール）。問い合わせは並木ビル１階の同店【携帯電話】０８０・７１１１・９０９０（午後５時〜10時）
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