NPO法人よこすか総合型地域スポーツクラブは、今月から桜小(坂本町)でスポーツ教室を開講している。小学生から大人まで身近な地域で運動に親しむ機会を創出するもので、市内では旧上の台中学校(鴨居)に続き2カ所目。週3日、同校体育館や校庭で陸上や太極拳、サッカー・バスケ・新体操・空手エクササイズの6種目を実施している。
体力づくり、競技力向上の場
横須賀市体育協会では、地域でスポーツに親しむ場を提供しようと2011年に旧上の台中学校の体育館と校庭を活用した「よこすか総合型地域スポーツクラブ」を開設。これを翌年NPO法人化し、旧上の台中の会場では現在、平日の午後に陸上やサッカー、ソフトテニスのほか剣道・なぎなたなど11種目の教室を開いている。登録会員は約180人、年間で延べ7000人近くが参加。週数回、複数の種目を楽しんでいる人も多いという。同NPOでは、市内の他エリアにも取り組みを広げる考えで、今回は中央地区として桜小に開設した。
世代間の交流も
「総合型地域スポーツクラブ」の特徴は生涯スポーツとして、地域住民が自主的・主体的に運営し、多世代・多種目・多志向(自分に合ったレベル)で参加できる形態。神奈川県内では約90団体が登録している。
同NPOのクラブは、小学生から大人が対象。市体育協会の加盟団体が指導にあたり、選手育成ではなく、競技に親しんで身体を動かすことに軸足を置く。
運営事務局の田中靖和さんは「小学生は自分に向いているスポーツを見つけるきっかけになっており、中学校の部活で活躍している子どもも。大人は、ひとりでは運動する機会がない、という人が体力づくりの場として活用しているようだ」と話す。さらに、「会場では小学生と大人が教え合ったり、交流の場にもなっている」とスポーツによる街の活性化にも期待を膨らませる。
桜小の会場では、1・2月は体験期間として参加者を募っており、4月から本格実施となる。開催日は火・水・木曜日の午後4時から6時。参加費用は年間で大人1万5千円、小学生は8000円(保険料別途)。1・2月の活動日に会場で登録を受付。詳細は事務局【携帯電話】090・4920・7132
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