横須賀発のアパレルブランド「横須賀ジーンズ商会」は、武にある一騎塚の地名の由来となっている鎌倉時代の武将、武次郎義国(たけじろうよしくに)を墨絵化したオリジナルスカジャンを制作した。ご当地ファッションのスカジャンを中世の横須賀の歴史と掛け合わせて全国・世界に発信するユニークな試み。PRを兼ねた先行販売をクラウドファンディングサイト「Makuake」(マクアケ)で4月中旬まで展開、以降は自社のホームページで注文を募る。
「一騎塚」地名由来の人物
横須賀ジーンズ商会は、池田町で電機工事業を営む石渡稔さんがブランドオーナー。2018年9月に異業種参入を果たした。1970年代・80年代に横須賀で流行したファッションを現代的なアレンジを加えてリバイバルさせており、この時代に青春を過ごした大人たちにオシャレの楽しさを提案している。
第1弾アイテムとして2018年に、どんな体型の人でもストレスなく穿ける「ワンタックスリムフィットジーンズ」を発表。今回は同ジーンズと好相性な墨絵スカジャンを新商品としてラインナップさせる。
龍や虎といったベーシックなデザインをあえて外し、歴史上の人物に光を当てたのは「スカジャンの多様性を示すため」と石渡さん。和田合戦の時にたった一騎で鎌倉に馳せ参じて戦い、討ち死にした義国が重んじていた”忠誠心”や”義理人情”を横須賀人のプライドとして背負わせたという。絵柄は墨絵師の御歌頭(おかず)さんの書き下ろしで、刺繍と縫製は純国産というこだわりの仕様だ。
白と黒の2色展開で表と裏を同じ布地でつくる「無双仕立て」のリバーシブル。L・LL・3Lのサイズ展開で1着定価2万2千円(税別)。詳細は横須賀ジーンズ商会のホームページ(【URL】https://www.yokosuka-jeans.com/)で確認。
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