小学生ソフトボールチーム「横須賀女子」が、7月31日(土)から宮崎県宮崎市で開かれる「全日本小学生女子ソフトボール大会」に出場する。先月の県予選を1点の失点も許すことなく完全制覇。堅守で全国出場の切符を手にした。昨夏はコロナ禍に見舞われ、大会そのものが中止に。活動に制限や我慢を強いられながらも1年間、目標を見失わずに努力を重ねてきた成果を大舞台で発揮する。
横須賀女子は、市内の小学校に通う児童を中心としたチーム。現在は13人の選手で活動している。結成24年の中で過去には全国大会準優勝の実績もある強豪。今回は3年ぶりの全国出場となる。
県予選の決勝戦リーグでは、主将でエースの小野愛果(まなか)さん(池上小6年)と高橋理紗さん(長沢小6年)の2枚看板がフル回転。対大和ホワイトガールズ戦を8─0、対西湘女子戦を3─0とよせつけずに圧勝した。
齊藤優季監督は「粘り強い守備と機動力がチームの持ち味。少ないチャンスをものにできるかが鍵。全国では初戦を突破して流れをつくりたい」と話し、小野さんは「昨年は大会が中止になり、悔しい思いをしたが、あきらめずに仲間たちと練習を重ねてきた。(全国大会は)緊張はしているが試合を楽しみながら日本一をめざしたい」と意気込みを語った。
ソフト継続、地域クラブが受け皿
昨年2月に発足した中学生女子のクラブチーム「横須賀ゴールドウェーブ」は、今シーズンが事実上の本格始動となっている=左下写真。
生徒数の減少を受け、団体競技であるソフトボールは部員数確保が困難な状況にあり、市内外の中学校で休部・廃部が相次いでいる。一方で、小学生時代に打ち込んだこの競技を継続したいと願う選手は少なくなく、そうした人たちの受け皿として創設された。
部員数は19人。横須賀市内だけでなく、横浜市や茅ヶ崎市から通う人もいる。練習は土曜・日曜のみとなるが、限られた時間の中で集中力を高めてトレーニングを積んでいる。新入部員も募っている。詳細はチームのホームページ【URL】http://www.gold-wave.net/
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