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横須賀・三浦 トップニュース教育

公開日:2023.03.17

田浦保育園
田の浦プール跡地に移転
公園一帯を再整備

  • ベイスターズの練習場跡地に隣接する田の浦公園

 長浦町の横須賀市立田浦保育園が、現園舎から約150m離れた田の浦公園内に移転する。同公園には2017年に廃止になった田の浦公園プールがあり、跡地活用も含めた公園一帯の再整備となる。

 田浦保育園は1948年度に開園、77年に現在の園舎に建て替えられた。敷地の一部がレッドゾーン(土砂災害特別警戒区域)に指定されており、昨年8月には落石・落枝が発生、園舎自体も耐震補強工事が必要とされている。

 市では市内の保育園配置や現利用者の利便性などを考慮して、近隣での移転を検討。一方、田の浦公園プールは施設の老朽化による廃止から手を付けていない状態で、公園全体のリニューアル・管理に際して、地元町内会とも意見交換を重ねてきたという。

 田の浦公園は、プール跡地約2150平方メートルとプール入口にある遊び場約450平方メートルの約2600平方メートル。一帯の再整備において公園部分は市が担当。保育園にも専有の園庭が設けられるが、外遊びの場として園児たちが隣接する同公園を利用する環境を広げることで、多世代での地域交流の場としても期待する。

民営化法人が建設

 同保育園については26年4月から民営化をする予定で、運営法人(移管法人)の選考を24年度に実施。そこで決まった法人が園舎等を建設する。費用については、国庫補助金を活用し、国が2分の1、市が4分の1を補助する。26年度の開園を目指し、園舎の配置や利用者の動線、駐車場等の設備は今後の計画で検討していくという。

 現在の田浦保育園は定員90人で、市では指定管理者制度を14年から導入。公設民営で(株)ベネッセスタイルケアが24年3月まで運営する。移管後も園の規模は現状を維持していく考え。市では民営化に伴い、公立園として運営する場合と比較し、市の負担額は年間で3100万円程度軽減すると見込んでいる。

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