横須賀・三浦 スポーツ
公開日:2024.01.01
身近な応援が力に
競泳(背泳ぎ) 栁川大樹さん
2023年7月に福岡で行われた世界水泳選手権では男子200m背泳ぎに出場し、決勝で8位入賞を果たした栁川大樹選手(船越町在住)。今年の目標には「パリ五輪出場」を据え、日々の練習と地元からの応援を糧に活躍を期す。
明治大学に通う大学生。生後間もなくベビースイミングをはじめ、船越小6年時に全国大会で初優勝。田浦中3年時にも全国中学優勝を果たしており、早くからその活躍が期待されていた。
高校2年時にも日本高校選手権で優勝を飾り、順調に実力をつけていた矢先、新型コロナウイルスが国内外で猛威を振るい、多くの大会が延期や中止に追い込まれた。試合はおろか、練習すら満足にできない状況が続きストレスをため込んだせいか記録も伸び悩み、モチベーションの維持にも苦しんだ。
しかし「競技中はいつでも孤独。だからこそ強い精神力が必要」と自らを奮い立たせ調整に取り組んだ結果、昨年は国内の複数大会で優勝。初出場となった世界水泳では8位入賞を果たし、躍進の年となった。
決して一定ではないコンディションの中、自らが理想とする形で泳げず落胆する日もあるが、この教訓を胸に「一喜一憂することなく力を出し切ること」を信条としている。いかなる状況でもベストパフォーマンスを発揮できるよう、自身を極限まで追い込み日々鍛錬を重ねる。
「パリ五輪」その先へ
2024年の目標は「パリ五輪出場」。昨年、世界の舞台で結果を残したこともあり、五輪出場はもはや"夢"ではなく現実的に目指せる段階にある。代表を決める選考会は3月。種目ごとに設定された「五輪参加標準記録」を突破した選手から2名が選出される。
「標準記録」については「問題なくクリアできる」と自信をのぞかせており「あとはライバルにどれくらい差をつけられるか」と闘志をたぎらせる。昨年「世界でも通じる」と自信をつけた水中キックの精度はそのままに、現在は終盤における泳速を強化中だ。
さらに25年、27年に開催される世界水泳にも焦点を当て「今度はメダルを取りたい」とパリ五輪のその先を見据える。最大の目標は「28年ロス五輪での金メダル」だ。
幼い頃から注目選手だったこともあり、中学時代には合宿等で学校を休みがちになることも。「周りに比べ同級生と触れ合う機会は少なかったかもしれない」と振り返るも、今ではオフには地元の友人らと遊びに出掛けるなど横須賀への愛着は強い。「身近な人や地元からの応援は特別。期待に応えたい」と前を向く。
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