横須賀・三浦 社会
公開日:2026.05.22
横須賀市秋谷在住・笠谷さん 長坂にバナナの"楽園"?
相模湾を見下ろす横須賀市長坂の高台の一画、そこに南国の風景を思わせるビニールハウスが佇んでいる-。ここは、同市秋谷在住の笠谷耕二さんが手がけるバナナ園「おおぐすバナナ園」だ。
笠谷さんは、バナナをモチーフにした陶芸作品を生み出す”バナナアーティスト”。粘土を素材に、バナナの皮が持つ曲線を人のポーズや感情に見立て、写実的な作品へと昇華させていく。この「黄色い果実」に魅せられたのは約20年前のこと。台所に何気なく捨てられた皮の造形美にふと視線を奪われ、その不思議な引力に導かれるように創作にのめり込むようになった。「バナナには底知れぬ愛嬌があるんです」
創作活動と並行し、2025年5月からは「本物」の栽培にも着手。借地の一画に広さ約105平方メートル、高さ約4・5mのハウスを設置し、現在は12本の木が青々と葉を広げている。栽培は素人からのスタートだったが、土地所有者の手厚い管理支援や他農園から学んだ知識を生かした栽培で、”結実”する日を心待ちにしている。
農法は、肥料や暖房を一切使わない「無加温栽培」を採用。水やりや天候に合わせた窓の開閉など、細やかな温度管理のみで生育を促す手法だ。今秋には待望の初収穫を迎える見込みといい、実が成れば、将来的に「近隣の商業施設での販売も行いたい」と話している。
ここは単なる農園にとどまらない。5月9日に同園で行われた初の主催イベントには、ワークショップやキッチンカーが集結し、笠谷さんの知人ら約100人が来場。宵闇が迫るなか、この日のために制作された「バナナ音頭」の音色に合わせ、参加者たちが輪になって踊りを楽しんだ。アート、栽培、交流-。バナナを媒介にした遊び心が、新たな活気を生み出している。
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