横須賀・三浦 コラム
公開日:2026.05.22
わたしのまちでいきる きょうだいの想い 編 【13】「妹がいてよかった」と笑えるまで「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」
この連載では、障がいを持って生まれたうららの兄、蓮から見た妹の姿やきょうだい児として感じてきたことなど、さまざまなエピソードを紹介します。
こども医療センターでの受診を終え帰宅後の夕食の時間。子どもたちにうららには障害があることを伝えました。あなた達のように色々なことができないかもしれない、でもそれは不幸ではない。幼い下のきょうだいにも伝わるよう言葉を選び、心配させないよう-。そう思っていたのに、気付けば涙が溢れていました。
あの日の子どもたちの表情は、正直あまり覚えていません。気丈に振る舞っていたつもりでも、"揺れ"はきっと伝わっていたでしょう。後になって息子から当時の気持ちを聞き、いかに子どもたちの心情にまで心を向ける余裕がなかったのかと気づかされました。
自分自身が娘の障害を受け入れることに必死で、幼い兄姉たちがどんな思いで毎日を過ごしていたのか、想像すらできていなかったのです。もしこの時、息子の気持ちを真正面から受けていたら...。きっと、自分だけでは抱えきれず心が壊れていたかもしれません。
それでも私には、強く願っていたことがありました。うららのことで自分たちが後回しにされていると感じてほしくない。うららのせいで辛い思いをしてほしくない。母として、それだけは絶対に避けたかったのです。だからこそ、いつもの日常を崩さないように、泣かないように、何も変わらないふりをしていました。そしていつか、妹が生まれてよかったと、そう心から思ってもらえるように-。あの日の私は、ただその願いに支えられていました。
-次回に続く
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