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逗子海岸花火大会 例年時期での開催見送り 資金や警備人員の確保困難

政治

掲載号:2019年3月22日号

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昨年販売したリストバンド
昨年販売したリストバンド

 例年5月末から6月初めに開催される逗子海岸花火大会が、今年は同時期に実施しないことが決まった。市観光協会は「様々な事情が重なったため」と説明し、今後の開催は検討中としている。

 毎年10万人が訪れる逗子海岸花火大会。市観光協会は今回例年通りの時期に開催することを見送った理由を「諸事情が重なったため」と説明する。

 協会関係者は「統一地方選挙や改元に伴う皇室行事が重なり、警備関係が手配できない。また、例年打ち上げ船を泊めていた葉山港では立体駐車場の工事が行われているため、停泊できないと聞いている。何より一番の課題は資金面」と明かす。

昨年から補助金ゼロ

 逗子市はこれまで、花火大会の開催費用として逗子市観光協会に1800万円を補助してきた。

 しかし昨年、財政難による補助金の全額カットで一時は開催が危ぶまれる事態に発展。その後、市民からなる実行委員会が発足し、1800万円を目指して募金活動やリストバンド・有料席の販売、クラウドファンディングやふるさと納税を活用した資金調達を行った。

目標額には届かなかったが、約1364万円を集め、不足分は株式会社コロワイドが協賛。例年通りの規模で開催された。

調整続く

 市観光協会には、花火に関する問い合わせが寄せられ、「今年も力を合わせて開催できないか」と語る商店街関係者もいるが、懸念も大きい。

 昨年、市内の各種イベントは軒並み補助を打ち切られたため、それぞれが地元企業へ協賛金を募った。その反動で「協賛金疲れ」と呼べる現象が起きている。

 別の関係者は開催時期についても、難しい調整が続くと語る。「仮に資金の目途がついても、開催できる時期は限られてくる。今から準備しても間に合わないくらいだ」。同協会は、現時点での開催は検討中としている。

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