5月末から6月にかけての開催が見送られた今年の逗子海岸花火大会。逗子市は市議会第3回臨時会を開き、市観光協会への助成金1300万円を計上した今年度一般会計補正予算を提出する。関係者によれば、9月末の開催を目指すという。
逗子市は、5月30日に開会の市議会第3回臨時会で、2019年度一般会計補正予算を提出する。補正額は1300万円。
歳出は逗子海岸花火大会開催に伴う逗子市観光協会に対する経費。歳入はふるさと基金繰入金312万円と前年度余剰見込み額の一部を予算化することに伴う繰越金988万円の増額でまかなう。補正後の総額は184億287万9千円。
水面下で調整
市観光協会などからなる検討会は、水面下で開催への方策を話し合ってきた。準備期間や警備人員の確保などを考慮し、9月末での開催を目指している。
現在、市内のイベントなどで募金箱を設置しており、引き続き寄付を呼び掛けていくほか、昨年実施したリストバンドや有料席の販売促進などが検討されている。
市民一丸に
夏の到来を告げる逗子海岸花火大会は例年10万人が来場する市の一大イベントだ。
昨年、財政難による補助金カットで一時は開催が危ぶまれたが、商店街関係者や市民らが中心となって、実行委員会を結成。市内外から法人協賛や寄付を募った。
また、初めて有料席を販売し専用のトイレを設置するなどして「プレミア感」を演出。クラウドファンディングやふるさと納税の返礼品の活用するなど、様々な試みが行われた。
その結果、寄付や協賛金、有料席販売の総額は1千万円を超え、開催にこぎつけた。
今年度当初予算には関連経費は計上されず、3月に例年時期での開催はしないことが発表されていた。
(5月27日起稿)
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