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逗子・葉山 人物風土記

公開日:2019.06.28

逗子サーフライフセービングクラブの監視長を務める
松村 桐杏(きりこ)さん
東京都在住 20歳

  • 松村 桐杏(きりこ)さん (写真1)

帰ってこられる場目指して

 ○…海辺における事故防止のため、逗子海岸でパトロールや救助活動を行う逗子サーフライフセービングクラブ。今夏の監視長を務める。「無事故を目指すのはもちろん、仲間たちが最後に『やり切った』と後悔なく思えるよう、サポートしていきたい」と意気込む。

 ○…中学、高校と陸上一筋で、中長距離のランナーだった。大学進学と同時に、「今から始められること」を求めてサークル選びをするなか、「人の命を救える唯一のスポーツ」と誘われ今のクラブに。「人生で2回しか海へ行ったことがなかったのですが、それまでとは違ったことをしたくて」と笑いながら振り返る。新入生歓迎会で初めて逗子海岸を訪れた時、こじんまりとした白い浜を見て胸が高鳴った。自分の判断は間違っていなかったと確信した。

 ○…陸上で培った体力には自信があったが、風や波、潮の流れで刻一刻と変化する海の基礎知識や、救命救急の方法など、学ぶべきことが沢山あった。「一から勉強したので、最初は専門用語を理解するのが大変でした」。しかし、伸びしろが大きい分、成長も早かった。練習に打ち込み技術や知識を身に着け、分け隔てない性格も相まって周りから信頼を集める。

 ○…海岸を訪れる人との交流も大きなやりがいとなっている。専攻が英文学科であることを生かし、海外からの来場者の対応に当たっているほか、地域の子どもたちから高齢者まで幅広い世代と言葉を交わす。昨年の海水浴場開設期間最終日のこと。顔を覚えてくれた女性から「大病を患った。来年も来られるかしら」と明かされた。「今度会う時は監視長なので、絶対来てくださいねと約束した。また会えたらいいな」。責任感をやりがいに変え、誰もが帰ってこられる場を守るつもりだ。

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