逗子・葉山 社会
公開日:2026.03.18
逗子市
JRと初の津波避難訓練
地元事業者含め110人参加
逗子市とJR逗子駅は3月17日、大津波警報が発令された際の避難場所や経路、所要時間などを確認し、迅速な避難誘導につなげるための津波避難訓練を実施した。市とJRが合同で訓練を行うのは初めてのこと。
訓練は逗子市内において大きな揺れを伴う地震が発生し、相模湾・三浦半島に大津波警報が発表されたという想定で行われた。市役所職員の他、JR職員10人、逗子警察署員20人、駅周辺事業者14人、途中避難経路で合流した聖和学院中学生30人を合わせて110人が参加。
午前10時40分に訓練開始。駅ホームからJR職員の誘導のもと駅西口側に向かい、久木隧道を抜け、聖和学院第2グラウンドまで約1Kmを歩き、20分ほどで到着した=写真。
逗子市は逗子海岸に到達する津波の最大の高さを10・4m、最短到達時間を10分としている。逗子駅は海抜8・1m、今回避難場所となった第2グラウンドは32・3mだった。
長澤宗和逗子駅長は「有事の際、適切に誘導できるように訓練を重ねていきたい。合同訓練をしたことで、実際に発生した時には拡声器や放送などを利用して、多くの人に伝えることが必要だという課題も見えた」と成果を語った。
桐ケ谷覚市長は「頭で分かっていても実際に体験することが大事。昨年7月のカムチャツカ半島地震による津波警報が発令された際、ライフセーバーや海岸組合の事業者が適切に避難誘導できたのは、事前の訓練の成果だったと思う。今回参加した人が5人、10人に情報伝達することで適切な避難行動につながる」と参加者の協力に期待を寄せた。
事業者として参加したスーパー・スズキヤ逗子駅前店の松坂るり子副店長は「実際にどのくらい時間がかかるか分かり、有意義な訓練だった。一方で、高齢の客が坂道を上るのは大変なので、別の避難の仕方も考えなければならないと思った」と課題点も挙げた。
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