逗子市在住で、編集者の庄司賢吾さんと真帆さん夫妻がこのほど、街の魅力をまとめたガイドブック『雑誌逗子』を制作した。今月1日には訳を添えてスペインセーリングチームにプレゼント。「逗子の良さを伝えられたら」と2人は話している。
3年前に都内から移り住んできた2人。会社員として働きながら、馴染みの飲食店を間借りする形で、土曜日だけオープンするカフェ「アンドサタデー」を始めた。今年の春には自分たちの店(逗子7の6の20 SMALL SQUARE 1F)を構え、都内で勤務しながらカフェや「深夜食堂」、「日曜商店」など様々な取り組みをしている。
企画のきっかけを「スペインのセーリングチームが逗子に来ていると聞いて、何かできないか考えた。これまで街全体を紹介する本があまりなかったので、自分たちで作ってみようと思いました」と振り返る真帆さん。テーマは「逗子の懐かしい空気感や多彩な文化」。移住してきたからこそ感じる魅力を詰め込んだ。商店街の老舗から若者に人気のカフェ、延命寺や亀岡八幡宮などを幅広く取材。小坪漁業協同組合の協力を得て、漁船に乗り込んだほか、久木のとうふ工房とちぎやでは製造過程を撮影。人々の日常を賢吾さんがフィルムカメラで切り取り、話を聞いてまとめた。
スペイン語訳は、市内在住で、スペイン滞在経験を持つ大学生の箕輪亮佑さんが協力。今月1日には、大会を終えたばかりのスペインセーリングチームの選手や監督、スタッフ約50人に冊子を手渡した。賢吾さんは「皆さん快く協力していただき、改めて街の魅力を知れた。多くの人に伝えてきたい」と話している。
『雑誌逗子』はB5サイズ、フルカラーで60ページ。現在書店では販売していないが、アンドサタデーで有料頒布する予定。また、今後取り扱い店舗を増やしていくという。最新情報はフェイスブックで「アンドサタデー」と検索を。問い合わせは【メール】andsaturdaycoffee@gmail.comへ。
|
<PR>
逗子・葉山版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|