逗子・葉山 トップニュース社会
公開日:2022.08.26
「葉山の森に関心を」
町在住の若手が周知に注力
葉山の「山」を保全・活用しようとする動きが、20〜40代の町内在住者の間で活発化している。8月14日には、京急ストア葉山店向かいにあるカフェ「リトルスタンド ハヤマ」で異色のトークイベントが行われ、参加者たちは活発に意見交換。町の面積の半分以上を占めながら、長年放置されてきた森林整備に向けたサポーターを増やしたい考えだ。
「ダイバーシティナイト〜夜な夜な開かれる人間交差点〜」と題して企画されたこの日。一般社団法人葉山の森保全センター(HFC)の代表理事を務める藤本嶺さんと、逗子市で完全紹介制のスナック「松」を営むさやかママ(ともに町在住)がトークイベントを行った。当日は20〜40代を中心に20人以上が参加。オンラインでのライブ配信にも10人が視聴していた。
藤本さんは釘や金具を一切使わない、いわゆる「伝統工法」の大工。逗葉高校卒業後、国家プロジェクトの大工育成塾で学び、8年の修業を経て2017年に町内で(株)藤本工務店を立ち上げ。若手の育成に力を入れながら、製材から家作りまですべてのパートをこなし、人と地球に優しい木の家づくりをコンセプトに行っている「木と森のスペシャリスト」だ。
数年前から地元の森について考え始め、21年にHFCを設立。本業の傍ら、仲間と活動している。今回の企画は、スナック松での出会いがきっかけ。「人との出逢いは人生を豊かにする」というさやかママの理念のもと、人を繋ぎ活動を発信する機会とした。
夢は全町民がサポーター
藤本さんとHFC広報担当の大塚裕也さんが、スライドを活用しながらクイズを交えて葉山の森の今昔や団体の活動を紹介。会員とともに実施している踏査や今年実施した県道207号(木の下通り)沿いの大木を伐採した様子などを披露した。二子山山系におけるイノシシの生態や、対策などについても語り、間伐材を活用してアオリイカの産卵床を作り、葉山の海洋資源の保全にも寄与している活動についても発表した。
また、世界では森林が減少しているにも関わらず、日本では増えていることを紹介。ドイツやオーストリア、フィンランドなど、ヨーロッパの林業先進国における「フォレスター(木こり)」の社会的な地位についても触れ、車産業が盛んなイメージのあるドイツでは林業に従事する人数の方が多く、国家公務員として尊敬を集める職業であるとし、「ゆくゆくは、日本でもこうなったら」と藤本さんは語った。
参加者からは、会の活動の発端や、なぜ森林整備が必要なのかといった忌憚のない質問が寄せられ、活発に議論が行われていた。
藤本さんは「葉山に住む皆さんに活動をお伝えし、賛同していただいたうえで森林を一緒に守っていきたい」と意気込む。「国や町から予算が下りればいいが、今はないので自分たちがやるしかないという気持ち。災害の未然防止や海だけではない新たな葉山の魅力創出、森林の資源活用などメリットを享受するのは葉山の住民。町民全員がサポーターになってくれて、みんなで森を保全する体制を作れたら嬉しい」と目標を語った。
団体の詳細はホームページ【URL】https://www.hayamanomori.org/
間伐材でそうめん流し
8月28日(日)には、シェアビレッジ葉山(堀内746の1)とのコラボイベントを開催。町内で伐採した竹の間伐材を使った「巨大流しそうめん大会」を行う。午前10時から午後7時で、雨天時は翌週に順延。駐車場はないため、近隣パーキングの利用を。駐輪場あり。
「素麺タイム」が午前11時30分と午後1時30分、3時30分、5時30分からの入れ替え制で実施。午前10時からと2時30分からは「葉山の森を知ろう」と題して藤本さんと大塚さんが紙芝居を使いながら講演する。
そのほかにも飲食をはじめ、地元ゆかりの店によるブース多数。「マイ皿・箸・コップを持参してお楽しみください」と主催者。イベントに関する問い合わせはシェアビレッジのフェイスブックページへ。
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