葉山町でマツダNCロードスターを中心に用品、部品の製造販売を手掛ける有限会社ノガミプロジェクト(野上敏彦社長(68))のレーシングチーム「TEAM NOPRO」が、5月に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)で行われた「富士SUPER TEC24時間レース/ST―5クラス」で3連覇を果たした。野上さんは「地域の人にモータースポーツのことを知ってもらうきっかけになればうれしい」と話す。
レースは5月25日午後3時にスタート。1週4563mのコースを、1チーム6人のドライバーが交代しながら24時間走り続ける。途中、給油やタイヤ交換なども行われ、単に速く走るだけではなく、ピット(サーキット内のガレージ)での作業効率も重要なチーム総力戦だ。
TEAM NOPROは1500cc以下のST―5クラスでエントリー。車種はMAZDA2のディーゼルエンジン。14台が参戦する中、スポーツカーであるロードスターが5台という厳しいラインナップだった。スピード勝負ではかなわなかったが、夜になり雨が降ったことで一変。前輪駆動のMAZDA2はスリップしにくいことから、レースを有利に進められた。ディーゼルエンジンで燃費が良く、ピットインの回数も抑えられ、雨が止んだ後もリードを保ち、634周を走ってトップでチェッカーフラッグを受けた。
「雨が降ったり、コース上の事故でレースが中断したりするなど、幸運も重なったが、各ドライバーが頑張り、メカニックも集中して作業を行いペナルティーもなかった。まさにチーム一丸の勝利だ」と野上さんはレースを振り返った。
野上さんは大学卒業後、自動車メーカーのマツダに就職。メカニックとして勤務しながら1982年にレース活動にも参加。ドライバーでのデビュー戦で優勝し、実績を積み上げていった。91年に独立し、同社を設立。東日本大震災以降、仕事が激減する中、業界を元気づけたいとの思いからレースに参戦するようになった。
野上さんはレースの魅力を「チェスや将棋のような頭を使うゲームの類に、身体的なスリルや技術的なことも加わる面白さがある」と語る。
野上さん、子息である達也さん、ドライバー大谷飛雄さんは、6月28日に町役場を訪れ、山梨崇仁町長にレース3連覇の報告を行った。
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