藤沢市は先月28日、LGBTなどの性的少数者や事実婚のカップルを人生のパートナーとして公的に認める「(仮称)藤沢市パートナーシップ宣誓制度」の素案を公表した。8月26日までパブリックコメントを実施。今後市民や市議会の意見などを踏まえ、来年4月の導入を目指す。
素案では、パートナーシップについて「互いを人生のパートナーとして相互に協力し合いながら継続的な共同生活を行うことを約束した2人の関係」と定義。同性、異性を問わずカップルが両者の自由意志で互いをパートナーであることを宣誓し、市長がその事実を公的に認証する。
宣誓者の要件は▽民法が規定する成年に達している▽双方が市内在住または一方が市内在住で、他方が3カ月以内に市内への転入を予定▽配偶者がおらず、他のパートナーシップの関係がない▽近親者など民法が規定する婚姻できない続柄でないこと―を全て満たす人。養子縁組をしている場合は解消した後に宣誓することができる。
認証を受けると、市が「パートナーシップ宣誓書受領証」を交付。希望者には受領証カードも交付するとしている。
同制度の導入を巡っては、2015年に東京都渋谷区が全国で初めて導入。県内でも横須賀市を皮切りに横浜市や川崎市など7市1町で同様の取り組みが行われている。
市は多様性への理解が進み、差別や偏見のない地域社会の実現を目指し、今年3月に同制度の導入を検討する方針を示していた。
パブリックコメントは郵送かファクス、市ホームページ専用フォームなどで受け付ける。
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