鵠沼中学校で先月22日、転倒した高齢者をどのように起こすか、中学生に伝える介護授業が行われた。湘南デイサービスの管理者を務める三浦康孝さんが発案。同じく介護事業を営む(株)ぐるんとびーの菅原健介代表、クゴリハ鍼灸院の久合田浩幸代表らの賛同や地元市議の協力を得て実現した。
発端は三浦さんが以前、転んだ高齢者の手を引いて起こそうとする場面に遭遇して。起こし方が間違っていたため、双方が苦労している姿を見て「介助に動く優しさを正しい知識で補えればもっと広がる」と感じたという。
授業には3年生約250人が参加。重心を意識しながら楽に起き上がらせる方法を正誤の寸劇を交え伝えた。寸劇では同校教諭が熱演。生徒らの笑いを誘いながらの授業となり、卒業前の思い出にもなったようだ。
授業を受けた清家麻花さんは「身近に高齢者が増えてきているのを実感している。実際に接する時に重心の動かし方などの技術をわかりやすくお話してもらってよかった」と話した。
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