JR東海道線藤沢―大船間で設置予定の「村岡新駅(仮称)」を巡り、県と藤沢市、鎌倉市、JR東日本は先月28日、新駅設置と自由通路の整備に関する基本協定を締結した。今後4者が相互協力し、円滑な事業実施を目指すとしている。
同駅設置は要望する自治体の全額負担ではなく、JR東日本が設置費用の一部を負担する「戦略的新駅」を前提に事業が進む。
協定では、新駅や南北自由通路の設計や施工をJR東日本が実施するとした上で、昨年2月に覚書で合意した負担割合を確定。新駅整備については県が30%、藤沢鎌倉両市が27・5%ずつ、JR東日本が15%とし、自由通路整備は藤沢市が負担するとした。同通路整備には約16億円を見込む。
事業費については昨年2月までにJR東日本が概略設計で約150億円と算出。今後、基本協定に基づき2022年度から23年度までの2カ年で同社が詳細設計を実施し、最終的な事業費を確定させる。
新駅の設置場所は藤沢駅から約2Km、大船駅から約2・6Kmの市内宮前付近。ホームの上階に駅舎を設ける橋上駅で、敷地面積は約880平方メートル。
開業は32年頃を見込んでいる。
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